新外国人ジーター・ダウンズ獲得は…「近未来を考えて」 小久保監督コメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

モイネロが楽天を7回2死まで無安打に抑える好投

 ソフトバンクは30日、楽天戦(楽天モバイルパーク)に10-1で勝利した。先発したリバン・モイネロ投手は7回1安打1失点の好投で7勝目(3敗)。7回2死までは無安打に抑える快投だった。打線は山川穂高内野手が初回に17号3ラン、8回に18号2ランを放つなど5打点の活躍。栗原陵矢内野手にも9号2ランが飛び出し、計17安打10得点と、投打で圧倒した。これでホークスは後半戦負けなしの5連勝。試合後、取材に応じた小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――山川選手の本塁打から幸先よく試合を運べた。
「そうね。次の1点が。2回潰した後で、モイネロがなかなかいいピッチングをしていたんですけど、栗原のホームランで今日は勝負あったなって感じでしたね。モイネロは気は抜いてはいないでしょうけどね、ノーヒットノーランすると思ったけど、そんな甘くないですね」

――山川選手は札幌で指導して以来4戦4発。
「別に指導してない。喋っただけ」

――1試合2発はホームラン打者として乗っていく感覚が出る?
「今日の練習は最近の中ではダントツでよかったんでね。(不調が)長かったんですけど、調子いい時期も長く続くと本人も言っていたのでその言葉に期待したいですね」

――7月で貯金が30になった。ここまでの戦いぶりは?
「7月は前半がきつかったですからね。今日で7月も勝ち越したんですかね。あのチーム状態というか、あの中で勝ち越した7月っていうのは大きかったなと思いますね」

――モイネロ投手が好投。
「後半戦は、火曜日でもあるという中で、あれぐらいのピッチングをしてくれると、点差は開きましたけど、今回みたいな6連戦の中で、中継ぎ陣をあまり使いたくない日の試合でしっかり仕事をしてくれたと思いますね」

――牧原大選手が4安打。
「バント失敗しましたけど、そのあとヒットで繋いで。彼は1打席目に出ると、(その後もヒットが)出るタイプなので、続けてほしいですし、出塁率にこだわってほしいです」

――他球団の結果次第ではあるがマジックが点灯する。
「いや、マジックって言ったって、まだ大概あるでしょう。禁句です。あなた方がそれを喋るのは禁句にしてください」

――新外国人(ジーター・ダウンズ内野手)の獲得が発表されたが、今後のプランは?
「いきなり1軍でという感じの補強ではないけど、チーム全体の編成を考えた時には、ショートを守れる外国人が必要かなというとこですね」

――今宮選手に疲れが見えた時に起用する?
「そういう意味じゃなくて、もっと近未来を考えて」

(飯田航平 / Kohei Iida)