鷹フルが独自調査している「同学年の選手をなんと呼んでいますか?」。今回は、1999年8月生まれの川村友斗外野手が登場です。小久保裕紀監督も“ザ・いい人”と表現するその人柄。大学時代に正木智也外野手を「いいなぁ」と羨んだ出来事があったそう。「若鷹寮」に住んでいた時に2人で“部屋飲み”をしていた仲良しな選手は誰でしょう? 同学年の野手5人との関係性に迫りました。
――仲田選手をなんと呼んでいる?
「兄やんです」
――なぜ兄やん?
「なんか筑後でみんなが兄やん兄やんって言っていて、僕も仲田って呼ぶと距離があるし、慶介っていうのも違うかなと思っていたんです。だから兄やんです。(そう呼ばれることには)何とも思っていないんじゃないですか?」
――兄やんってキャラではなくないですか?
「全然違いますね」
――仲田選手はどんな人ですか?
「兄やんって言いつつ、弟みたいな。まあ弟って思ったことは1回もないですけどね! 結構みんなからのイジられキャラですね。ド天然の」
――正木選手は?
「正木です」
――仲良しですか?
「大学の日本代表候補合宿で松山(愛媛)に泊まった時に、たまたま一緒の部屋でした。そこから知っていて『絶対にプロ行くだろうな』と思っていたら、まさかの同じチームでした。(入団した)最初は正木と、三浦瑞樹と大竹風雅は知っていたので、その中の1人でした」
――松山で部屋が同じだった時はどんな雰囲気だった?
「僕らは、長谷川(威展)とか、オリックスの古田島(成龍)と西武の古賀(悠斗)とかとご飯に行こうとしたんです。正木も誘ったら『ごめん、六大(東京六大学)でご飯行く』って言われて『うわ、ここで六大出してきた』って思いました(笑)。でもやっぱり『六大いいなぁ』って思って、僕らは地方大学で行ってきました」
――正木選手以外は地方のリーグだったんですね。
「古賀は中央大だったんですけど、僕と古田島とハセは地方で、古賀もその日はたまたま何も(予定が)なかったので」
――東京六大学はやっぱり憧れる?
「憧れますね、すごいです。早慶戦とかカッコいいじゃないですか」
――正木選手はどんな人?
「穏やかに見えますけど、すごく気持ちは強いです。メンタル強いなっていう印象はありますね」
――正木選手は川ちゃんと呼んでいるらしいですね。
「僕は正木です。ずっと正木です」
――リチャード選手は?
「リッチーです。一緒にいたら全然話しますし、2軍にいた時は三宮で僕と正木とリッチーとヤーマン(山本恵大外野手)とプチ同級生会しました」
――リチャード選手はどんな人?
「マジで面白いです。僕めっちゃ好きです。ずっとリッチーが話してる感じです。独壇場です」
――リチャード選手は高卒で、川村選手は大卒。入団した年は違いますが、どうやって仲良くなった?
「リッチーからめちゃくちゃ声かけてくれました。リッチーには川ちゃんと呼ばれているんですけど、あっちから来てくれました」
――山本選手は、山ちゃんじゃなく、ヤーマンなんですね。
「ヤーマンです。仲はいいと思っていますね」
――気が合うんですか?
「めちゃくちゃ優しいんですよ。こりゃモテるなっていう空気です」
――同じ育成からの入団で外野手で、接点も多かった?
「普通は育成でポジションも同じだったらバチバチするじゃないですか。でもそういうこともなく、全然2人で仲良くなっていました。2人で寮の部屋でお酒も飲んだことあります」
――川村選手は何を飲む?
「僕ですか? ビールです。いくらでも行けちゃうタイプです。ヤーマンはなんだったかな? ハイボールだった気がします」
――大泉周也選手は?
「ドッスンです。それも今年のキャンプでリッチーが同級生やろうって誘ってくれて、正木と大泉の4人で行ったんです。誰かが『ドッスンに似てない?』って言い出して、ドッスンも『おいやめろ、バレるバレる』みたいな」
――1999年、野手はどんな世代ですか?
「個性強くないですか? でも尖った人はいないしみんな優しいです」
――川村選手はなんと呼ばれている?
「仲田は『川村氏』、正木とリッチーは川ちゃんで、ヤーマンは川村です。そこは川村です。大泉は『俺ちょっと仲良くなりたいから友斗って呼ぶわ』とか言い出して。大泉、顔が怖いじゃないですか。最初は怖いと思っていたんですけど、めちゃくちゃ優しいですよ」