プロ野球選手にとって「同学年」という繋がりは、関係が深くなるきっかけになることが多いです。鷹フルではこれまで、多くの選手に「同学年の選手をなんと呼んでいますか? なんと呼ばれていますか?」と調査。今回は、1998年9月生まれの緒方理貢外野手に聞いてみました。大津亮介投手の意外な一面や、「勝手に突っ走る」佐藤直樹外野手……。同学年だからこそ知るエピソードをたくさん話していただきました。
――大津亮介投手は?
「大津、です」
――どうやって関係は深くなっていった?
「投手と野手で関わることはなかったんですけど、同級生のご飯だったりですね。野手の同級生ほどは集まることはないんですけど」
――大津投手は、緒方選手は「イジられる方」だと話していました。
「僕マジで抜けているっていうか、他から見たら変わっているらしいです(笑)。僕は普通だと思うんですけど……。そこでイジられますね」
――天然ということですか?
「ですかね? 僕はわからないですけど」
――大津投手は実際にイジってくる側?
「どうですかね。そういうことばっかされるので、どれがどれか自分ではわかっていないです(笑)」
――逆に、大津投手はどんな人ですか?
「あのままですよ。普通に“ぶってます”よね(笑)。あのキャラはぶってますよ」
――演じているんですかね?
「演じているんですか? 言われすぎてあんな感じになってるんじゃないですか(笑)」
――中村亮太投手は?
「亮太って呼びます。育成で関わりは長かったので、大津よりは話はするかもしれないです」
――同期入団ですよね。第一印象は?
「同期です。絶対優しいでしょって思っていましたね」
――投手同士だから仲がいいのもあると思いますが、大津投手は、中村亮投手を「嘘つき」だと話していました。
「本当ですか? まだそこまでの関係にはなれていないかもしれないです、嘘つかれないので(笑)」
――中村亮投手は、同学年だとどんな立ち位置?
「えぇ、どうでしょう。コソッとしてるタイプだと思いますけど」
――佐藤宏樹投手は?
「なんて呼ぶっけな、宏樹ですかね」
――駒大出身の緒方選手と、慶大出身の佐藤宏投手。試合をしたことは?
「してるんですけど、投げたところを見たこととか、対戦したことはないですね」
――自分では「ネガティブ」と表現する人です。
「野球の話とかはあんまりしないので、どうですかね。普段は普通の子ですよ」
――慶大出身で、育ちの良さみたいなものは感じますか?
「ないです、一切ない(笑)」
――野手はどうでしょう。佐藤直樹選手は?
「直樹ですね、直樹は仲良いですよ」
――どんな人?
「あのまんまですよ(笑)」
――大津投手も、佐藤直選手はずっと1人で話していると。
「そうですそうです。それでいいです(笑)」
――彼のテンションに置いていかれませんか?
「いや、勝手に突っ走っているので、追いつこうとか思わないです。どうぞどうぞって感じです」
――緒方選手も多くの野球選手を見てきたと思うが、なかなかあんなタイプいないのでは?
「ですね、本当にいないです」
――三森大貴選手は?
「ミモはミモって呼んでます。仲良しですよ」
――あまり感情が表に出ない人ですが、どんな人ですか?
「ミモですか? 意外とみんなが思っているよりも、しゃべるんじゃないですか? 一緒にいて楽しいですよ」
――野球の話はしますか?
「しますします。野球の話は、ミモと一番するかもしれないです。他のチームのこととか、そういうの見て『あの人打った』みたいな。ミモが一番、野球に興味あるんじゃないですかね」
――独特な感性の持ち主、っていうイメージがあります。
「でも、自分たちの野球の話はしないですね。『こう打ってる』とか。他のチームの話がほとんどですね」
――緒方選手はなんと呼ばれている?
「理貢ですね。緒方って呼ぶ人はいないですね」
――ホークスの1998年は、どんな世代ですか?
「平和なんじゃないですか? 何も特徴ないです(笑)」
――大津投手は、バランスが取れていると言っていました。
「そう。だから平和、平和です」
――個性が強いわりには、確かにぶつかり合うイメージはあんまりないですね。
「全くないです。だから大津が言うように、みんな『はいはい』って感じなんじゃないですか」
――みんな聞く耳を持っていない?
「そうそう、そんな感じです」