交流戦優勝逃すも「可能性まで来たというのが想定外」 小久保監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

先発の石川が初回に満塁弾を浴びて阪神に敗戦

 ソフトバンクは16日、本拠地みずほPayPayドームでの阪神戦に1-4で敗れた。先発の石川柊太投手が初回、前川に満塁本塁打を浴びて5回4失点。打線は近藤健介外野手が7回に2戦連発となる10号ソロを放ったが、才木ら阪神投手陣からこの1点しか奪えなかった。交流戦最終戦に敗れて優勝も逃した。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――初回の4点が重かった。
「才木は一番、今阪神で防御率のいいピッチャーだし、なかなかね。独特のフォームがなかなか3打席、4打席で合わせるのは難しいでしょうね」

――石川投手は中継ぎをやったりの役回りの中で今日は先発だった。
「でも、勝つために、彼の良さを生かすために、っていう中で中継ぎロングで入りながら、スポットで先発って伝えながらやっているので。また、この後どうするか考えますけど」

――交流戦は貯金6。
「優勝の可能性まで来たというのがちょっと自分の中では想定外だったんですけど。最低で5割っていうところでやってきていましたので、これで一区切り。ゆっくり4日間休んで、中盤戦に入りたいと思います」

――交流戦は柳田選手が離脱、山川選手は0本塁打。その中でこれだけ貯金できた。
「やっぱり投手陣と、あとは近藤と、栗原も状態が上がってきているんで、その辺り。誰かが悪いから、誰かがカバーすれば、打線としては成り立つと思うんで、そういうのがうまくいったと思います。やっぱりピッチャー陣が安定してるっていうのが一番の理由だと思います」

――廣瀨選手だったり若手の活躍も明るい材料。
「セカンドはチャンスなんでね。だから、そういう点では人生初の6連戦で、多分今日はもうヘロヘロだったと思うんですけど、アマチュアとの一番の違いは体力。学生野球は3試合、プロは143試合という中での、今回初めての経験をさせたので、多分、体はバリバリだと思います。それを乗り越えて」

――チームとしても6連戦が3週間続いた。
「でも、後半戦も6連戦はないんで。この3週間の3連戦が一番しんどかったんじゃないですかね。健太も体バリバリやって言っていたんで」

――青学大が全日本選手権で優勝しました。
「試合中にちょっと情報が入ってきたので。監督対決は負けましたけど、母校対決は勝ちました」

(飯田航平 / Kohei Iida)