柳田悠岐が負傷交代…「采配どころじゃなかったですね」 小久保監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

柳田が3回の第2打席で右太腿を負傷

 ソフトバンクは31日、広島戦(みずほPayPayドーム)に2-1で勝利した。同点で迎えた8回1死一、三塁で栗原陵矢内野手がレフトへの犠牲フライを放ち、勝ち越し。9回はロベルト・オスナ投手が3人で締め、僅差のゲームをものにした。試合後に取材に応じた小久保裕紀監督コメントの全文は以下の通り。

――僅差のゲーム、守り切っての勝利。
「守りきってはないですね。もう7回に勝負かけたんで、あの回(8回)にはもう勝負かけられなかったので。山川が多分、プロイチ速い走塁をしてくれたんで、勝ち越せましたね」

――ゲームの流れをどのように見ていた。
「今日はほとんど試合を見ていなかったんで。采配どころじゃなかったですね。柳田のことどうしようかというとこで。ほとんどゲームの内容は見ず、最後の7、8、9回ぐらいはちょっと色々考えましたけど。それ以外はあんまり野球のこと考えてなかったです」

――柳田選手の状態は。
「明日病院行くので、病名っていうか、それは明日発表になると思いますけどね」

――怪我の場所は脚?
「脚だと思います」

――柳田選手が交代となった中で8回に勝ち越し。
「7回に勝負かけて、バットにさえ当てれば1点入るところが三振、三振、センターフライ。松本がピンチを凌いだ後に回ってきたチャンスで栗原がね。栗原の状態が最近上がってきてるんでね。山川がサード(ランナー)でヒヤヒヤしたでしょうけど、十分な犠牲フライでした」

――モイネロ投手が7回3安打9奪三振1失点。
「もう文句なしじゃないですか。ランナーを三塁に背負ってもしっかり狙って三振取れるところもね。ベースカバーに行かなかったのは、マイナスです」

――1点差で勝利、明日以降の意気込みは。
「今日負けてたら、なんかダブルショックみたいな気になるんで。よかったです」

――試合も見ながら、柳田選手の状態も気にしての戦いだった?
「試合は途中見てないですよ、ほとんど。色々とやることあったんで。今日で別に終わるわけじゃないんで。こうなった時に、明日からどう立て直すか。変わりはね、なかなか難しいでしょうから。どれが1番オーダーとして得点ができるか、とりあえずこれから考えます」

――ファームから誰かを呼ぶ可能性も。
「もちろん」

――柳田選手が長い期間離脱することも想定して考える?
「もちろん。そういう時にチームの底力の見せどころですから」

――8回、山川選手には代走を出せなかった?
「出せないです。だってその前に2人交代して、キャッチャーまで代えて。あそこで仲田は行けないですね。今日の勝負は7回。よく8回で勝ち越しました」

(飯田航平 / Kohei Iida)