値段を教えてくれた選手も「5万円くらい?」 4投手に聞いたこだわりとブランド
みずほPayPayドームで行われるピンクフルデー2024イベントでは、選手がブロデュースしたコラボ香水が限定販売されています。普段選手たちはどのような香水を使い、どのようなこだわりを持っているのか? 和田毅投手、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手、又吉克樹投手、津森宥紀投手の4人に「普段使っている香水は何?」という質問を投げかけると、それぞれの思いや、こだわりが見えてきました。和田投手が“代弁”した思いは「ネット販売もしてほしい」。4人の回答をご覧ください。
○和田毅投手
――普段はどんな香水を使いますか?
「使わないんです。持っているけど、使わないです。アレルギーっぽくて、香水を使うとくしゃみが出ちゃうので、使わないです」
――ピッチングのために血液検査とかもされていると思いますが、それで発覚した?
「いや、なんかアレルギーだと思っています。香水をつけると出るので。違う種類とかも試してみたんですけど、何か知らないけどくしゃみが出ちゃうので、香水自体が合っていないのかなって思います。使う時もあるんですけど、気分的に。それも年に数回です。くしゃみを我慢して(笑)」
――香水は、プロ野球選手の1つの証みたいなイメージありますが、和田さんはそんなことありませんか?
「いや、全然ないです。泥々になっているのもプロ野球選手ですし、僕らが若い時って、つけている人も誰もいなかったですから。新庄(剛志、日本ハム1軍監督)さんからじゃないですか。新庄さんがつけてからじゃないのかな? 誰がスタートかはわからないですけど、僕がすごくいい匂いって思ったのはオールスターの時に新庄さんと同じチームになって、ものすごくいい匂いしたので、そのイメージはすごくあります」
――公式で販売がスタートした香水、ファンの方々にはどんなふうに宣伝したいですか?
「宣伝ですか? なんか完売したって聞きました。店舗販売しかしていないんですかね、いろんなファンの人から『ネットで買えるようにしてほしい』『全国のホークスファンの願いを……』みたいに言っていました。再販するのも聞いたので、ネット販売もしてほしいなと思いました」
「(隣にいた水上広報に)どうなんですか?」
――水上広報「再販は決まりました」。
「すごいんでしょ? メルカリで転売もされていたって。配った整理券もね、即完だったって聞きましたし」
――和田さんのSNSにもそれだけの声が届いたんですね。
「インスタの方に、ストーリーに載せたんたですけど、そんなことにはなると思っていなかったですね。遠方の人とか、仕事(で球場に来られなかった)の人とかが嘆いているっていうのは知ってました」
――香水を作成されるにあたっては、どんなことにこだわったんですか?
「今まで嗅いだ、買った香水で『いいな』って思った匂いになるべく近づけました」
――キツい匂いですか? 優しい匂いですか?
「キツくはないと思うんですけどね。自分も香水詳しくないですから(笑)」
○ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手
――どんな香水を使っていますか?
「自分が使っているのは、いい匂いすぎて、めちゃくちゃいいです。ジョーマローン(JO MALONE LONDON)です。明日見せましょうか。奥さんのために買いました」
――高価なものですか?
「400ドルくらいなので、6万円とかでしょうかね?」
――妻とのやり取りがあって、それを購入した?
「試合中でも奥さんを感じられるように。いいプレーができるように買いましたね」
――マウンドでも
「そうですね、自分が奥さんになっているみたいで(笑)」
――メジャーリーガーは、ほとんどの選手が香水を使っている?
「みんな使っていますね。LOUIS VUITTON、DIOR、TOM FORD……」
――個性を出すのも大変ですね。
「一緒なんですけど、違う匂いが出るようにしています」
○又吉克樹投手
――どんな香水を使っていますか?
「香水? 匂いが残るやつ、濃いやつです。イメージとギャップがあるやつですね。普段が爽やか系なら、野球の時は甘めのものを使います。匂いでスイッチを入れるために」
――プロ野球選手やアーティストで「スイッチを入れる」という意味で香水を使う人は多いと聞きます。
「自分はそうです。匂いと記憶が結びつきが強いっていうから」
――ブランドはどちらのものですか?
「キリアン(KILIAN PARIS)です。これ(エンジェルズ シェア オード パルファム)です」
――ゴージャスな香水ですね……。中日時代からですか?
「いや、こっち(福岡)に来て見つけたものです。めちゃくちゃいいなって思って。前はボンドナンバーナイン(BOND NO.9 NEW YORK)とか。今の香水もそうですけど、匂いもですけど名前も気にしますね」
――若手時代、先輩がつけているところを見て憧れたりしました?
「僕も昔から好きな匂いを使っていましたね。香水に好きな匂いがない時はボディークリームにこだわったり」
――匂いはそれほど大切な要素。
「自分はね、スイッチが入らない。この匂いを嗅いだ時に『あ、仕事だ』って思いたいから」
――どのタイミングでかけるんですか?
「ロッカーからブルペンに行く前ですね。だから練習と、試合前です」
○津森宥紀投手
――普段使っている香水は?
「今っすか? あぁバラバラやなぁ。最近はディオール(DIOR)使ったり、ブルガリ(BVLGARI)使ったりかな?」
――使い分ける理由は?
「夏とかやと、ちょっと夏っぽい爽やかなフワ〜っとした草原みたいなイメージ……かな? でも最近けっこうあっさりというか、爽やか系ですね」
――香水に対するこだわりは?
「試合ってなったら、香水をつけたらスイッチが入るみたいなのはありますね。最近けっこうつけてますね。今年っていうかずっと」
――気に入ったら大きいサイズのものを買う?
「いやいや、大きいのは買ってないですね。150ミリぐらいのサイズのやつをコロコロ回して使っています」
(竹村岳 / Gaku Takemura)(飯田航平 / Kohei Iida)