先発の有原は6回4失点「そんなときもあるでしょう」
ソフトバンクは14日、敵地・楽天モバイルパークでの楽天戦に1-4で敗れた。先発の有原航平投手が2回に平良の適時打などで2点を失うと、4回には石原に2ランを被弾。打線は楽天先発のポンセの前に苦戦し、5回に三森大貴内野手の適時打で奪った1点のみに終わり、今季35試合目で10敗目を喫した。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。
――有原投手は珍しくボール先行だった。
「まあ、そうね。そんなときもあるでしょう」
――相手のポンセ投手に苦しんだ。
「前回と全然違いましたよ。やっぱり1回、登録抹消して、しっかり調整してきているので。出力がものすごく上がっていましたね。5回が1点だけだったんで、なかなか最後は接戦に持っていけなかったので。(点を)取れるときに取っていたら、酒井も宋も則本もプレッシャーがかかったでしょうけどね。3点(リード)だったし、ゆったり投げられましたね」
――2番起用の今宮選手の調子が上がってこない。
「そうね。いろいろ試行錯誤はしているんですけどね。まあ苦しんでますね、今は」
――打順の並びを含め、テコ入れは考えているか。
「どうですかね。まあ、まだ……レギュラーなんでね」
――10日ぶりの敗戦で12球団で最も遅い10敗目。
「まあ、勝敗はほとんど気にせず、やっていますけど、今日とかも負けるにしても4-2、4-3くらいの展開にできた試合だったな、と。そういう振り返りはしますね。同じ負けでもね」
――リリーフ陣は無失点が続いている。
「今日も津森(宥紀投手)は出さなくていいと言ってたけど、ちょっと中(登板間隔)が空いていたんでね。優先順位的に倉野コーチが使っておきたいっていうことで行ったんで。別に3点ビハインドだったら澤柳(亮太郎投手)でも十分良かったんですけど。長谷川(威展投手)も1イニング任せてもいいんですけど、又吉(克樹投手)も登板が空いていたんで。今日はそういう意味では、彼らを優先的に投げさせようということで。ビハインドなのでそうやりましたね」
――岩井投手は遠征に帯同させず、ファームで登板する。
「そうですね。(ダーウィンゾン・)ヘルナンデスが戻ってきているんで。そのまま澤柳が今いるんですけれども、どっちにしても上がり(休み)のピッチャ―は作らないといけない。それで登板感覚が空き過ぎているというのもあって、勝ちゲームだと勝ちパターンのピッチャーは行くんですけどね。そういうのがあって今日は負けましたけどね。そこは有効的に使えたというふうに捉えましょう」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)