打率.143に2失策…イヒネに“愛の苦言”「もっとハツラツと」 松山2軍監督コメント

ソフトバンク・松山秀明【写真:飯田航平】
ソフトバンク・松山秀明【写真:飯田航平】

育成3年目・山本恵大が今季初の2軍戦出場で初安打も…試合は0-6で完敗

 ソフトバンク2軍は11日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(タマスタ筑後)に0-6で敗れた。調整登板となったリバン・モイネロ投手が先発し、2回を無失点。2番手のドラフト4位ルーキ―、村田賢一投手は4回4失点だった。「9番・遊撃」で先発したイヒネ・イツア内野手は2失策、バットでも3打数無安打と精彩を欠いた。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。

――打線が繋がらなかった。
「うん。開幕に戻ってきた。このヒット数じゃ、ちょっとどうにもならんというか、ちょっと打線の方が寂しすぎるというか。昨日もそうだし、ピッチャーはそれなりに、頑張ってくれていたので、バッターが助けないと、振れるようにならないとね」

――山本恵大外野手が2軍に合流し、ヒットも放った。
「シュアなバッティングで、最後もいい当たりだったし。内容は本当によかったですね」

――山本選手はもう少し2軍に帯同させる?
「この1試合、2試合しかちょっと帯同できないので、また次の機会にはなると思うんですけどね」

――村田投手はコントロールを乱す場面もあった。
「今日は(これまでで)一番良くなかったですね。その中で、悪い中でどうやって抑えられるのかっていうところで、6回も投げたんですけどね。それは彼のためにね。ダメな時でも抑えられるのがプロなので。ダメで打たれるのはプロじゃないですよね。アマチュアなので」

――点を取られた次の回を3人で抑えたことは評価できる?
「あれが彼にとっては大きいと思いますね。打たれて終わりっていう形は、彼にとってよくないかなと思ったので。『悪い中で抑えてこい』というような形で行かせたので。悪いなりに抑えていく方法も身に付けないと。なんでもかんでも全てが状態が良い中で投げるわけじゃないんでね。それは彼にも必要でしょうね、これからは」

――中継ぎ陣もピリッとしなかった。
「みんなにチャンスを与えながら、その中で結果を出してくれれば、次に繋がるし。結果が出なかったら、そこでその次のチャンスも減ってしまうので、そこは結果を残すように頑張らないと、自分の立場が良くなっていかないので。どういう状況であろうが、頑張ってほしいですね」

――イヒネ選手が2つのエラー。打率.143と精彩を欠いている。
「バッティングの内容がちょっと影響してるようなところもある。2個目はね。1個目のやつも、やっぱりまだまだ練習不足ですね。ただそれだけの話ですけどね」

――イヒネ選手は球団としても育てていきたいという気持ちがあるだけに、もう少し発奮してほしい。
「ちょうど今日もその話にはなったんですけど、成績を求めてるわけじゃないので。もっとハツラツと。若いので、もっとハツラツとプレーしなさいとは、ちょっと注意しましたけど。(求めるものは)結果じゃないので、それならとっくに出れてないじゃないですか。試合には使っていくので、試合に出してもらってる喜びであったり、その試合に出てる気持ち。嬉しいというか、感謝する気持ちも持ちながら、打てなくても、出してもらえてるんだから、そこの喜びを感じてハッスルしてほしいなとは思います」

――5回の第2打席は見逃し三振。手を出してほしい場面だった。
「もうどんどん最初から打っていくというか。もう追い込まれる前に全部打っていかないと。追い込まれると彼の力だとまだ苦しいというか、もっと苦しくなる。もう凡打してもいいので、早く手を出していけということを強調していかないとね。ちょっと追い込まれるケースが多いので、同じような凡打が多いからね、どうしても」

(飯田航平 / Kohei Iida)