ソフトバンクは4日、敵地ベルーナドームでの西武戦で4-5のサヨナラ負けを喫して、今季初の3連敗となった。1点を追う7回に柳田悠岐外野手の犠飛で同点に追いつくと、再び1点を勝ち越された直後の8回には相手の悪送球の間に同点に。延長戦にもつれ込んだものの、10回2死満塁で津森宥紀投手が外崎修汰内野手にサヨナラ適時打を浴びた。試合後の小久保裕紀監督と倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)のコメント全文は以下の通り。
――中軸がこの2試合少し元気がない。
「あのピッチャー打てますか? 打てません、そんな簡単に。しかも下位打線の時にちょっと抜きながら、ランナーたまってマックスで来られて、そんな簡単に打てませんよ」
――モイネロ投手の状態は。
「あの回(7回)も全然スタミナ的には大丈夫で、だから同点でも勝ち越しても行く予定やったんで。そんなに良さそうには見えなかったけど、それでもあのイニング(2回)だけですもんね、3点取られたね」
――周東選手の出塁は得点に繋がる。
「それで1番で使ってるので、それはもう当然です」
――延長10回は2度の申告敬遠。佐藤龍を歩かせたのは?
「佐藤(龍)がいま状態がいいんでね。だったら外崎の方がいいじゃないかって。普通じゃないですか?」
――津森投手も失点。
「1年間無失点のピッチャーなんていないわけなんで。どこかで取られるのが今日やったっちゅうだけの話。もうピッチャーは悪くないです」
――この西武戦がポイントと位置付けていた。
「ここがポイントというか、西武戦自体をポイントにしてるんで。12試合ね。12試合を6勝6敗だったら御の字だなっていう中で、6勝はしたけど、こうなるのはわかっているんで」
○倉野コーチ
――モイネロ投手は調子は良くなかった?
「そうですね。100%ではなかったとは思うんですけど、でも、本調子じゃないなりのピッチングはしてくれたかなと思います」
――球数は投げていたが、7回を投げ切った。
「やっぱり7回を0点で帰ってくるか、点取られて帰ってくるかで、すごくこの先、勝てるピッチャーになれるかどうかっていう差が出ると思うんで、あそこはやっぱり乗り越えて欲しかったという思いはあります。でも、ここまで本当によくやってくれてるとは思っています」
――先を考えての続投でもあった。
「そうですね。それもあるし、本人の状態とか、感覚とか、それも含めて総合的にこれはいけるんじゃないかっていう判断で、いってもらいました」
――申告敬遠は佐藤龍選手と外崎選手の状態を考えて。
「そうですね、はい。これはもうベンチの判断なんで津森がどうこうではないです。ただ、やっぱり先頭バッターへのフォアボールっていうのが、この結果を招いたとは思うんで、そこを何とか乗り越えてほしいなと。あのポジションを任されるピッチャーであれば、あそこは乗り越えてほしいなとは思います。でも、これまで津森はよくやってくれているんで、まだまだ先は長いので、これからどうやって乗り越えていかせてあげられるかっていうのを僕らも考えていますので」