ソフトバンクは20日、オリックス戦(PayPayドーム)に臨み、3-3の引き分けに終わった。先発したリバン・モイネロ投手が4回3失点。その後は中継ぎ陣を6人登板させ、オリックス打線を無得点に抑えた。打線では、山川穂高内野手の犠飛などで6回に3点を奪うも、計18残塁。チャンスを得点に結びつけることができなかった。試合後、小久保裕紀監督と倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が取材に応じた。コメントの全文は以下の通り。
――石川投手が好投した。
「ローテ回り(先発ローテで回る予定だった)でいく予定だったんでね。てか、まさか、あのイニングあんなにフォアボール出て、あんな野球もあるんやなって思った。でも、ホームが遠い試合でしたね」
――四球を全体で12個選んだ。
「残塁いくつかな?」
――「18」です。
「日本記録いくつ?」
――「19」です。
「あと1個で並んどったん? 12回で今日は18個か」
――初スタメンの緒方選手が満塁で2三振。いろんな経験ができた1日になった。
「そうそうそう、晃(中村)準備したんですけど、今日はこいつにくれてやれと思ったらっていうところでしたね」
――緒方選手をスタメンで使おうと思った理由はどんなところにあった?
「柳田か近藤か、ちょっと休ませる予定だったんで。緒方の方がファームで(相手先発の東と)いっぱい対戦してるんで、それが理由ですよ。でも、あんま打ってなかったですけどね。僕が見てる限りずっと抑えられてましたけど」
――プラスに捉えれば、打線が四死球を選び続けている。
「というか、よう負けんかったって感じなんですけど。ピッチャーが頑張ったです。あの展開でね、チャンス潰して必ずピンチになるんで、あれだけチャンス潰した後、中継ぎがずっと0点で行ったってのが。負けなくてよかったですね。よく頑張ったと思います」
――2軍では前田悠投手が初登板だった。
「あ、そうなの? まだ見ていないからコメントできないね」
――1回2失点の内容だった。
「まあ第一歩です」
○倉野コーチ
――モイネロ投手の状態を見てどうだった。
「ちょっと球数が粘られたんで、あそこが限界かなという感じですね」
――中継ぎ陣がしっかり抑えた。
「そうですね、石川が特に3イニングをしっかり抑えてくれたんで、かなり助かったなと思いますね」
――モイネロ投手は蓄積疲労もある?
「それは感じないですね。コンディションも良いので、すごくいいリズムで来られてるので、ただまあ相手バッターがかなり粘ってきたというところはね、今後の対策を練らなきゃいけないなというふうに思います」
――モイネロ投手がゾーン勝負してくることを相手がわかってきた?
「まぁそうですね、いろんな要因がありますけども、次回こっちもしっかり対策を練っていきたいと思います」
――変化球を見切られていた。
「球数が多くなってきてからはちょっとキレが落ちたなというふうには僕は思ったんですけど、最初は良かったので、球数が多くなったイニングの対策を今度はこっちが、それを課題としてやっていかなきゃいけないかなと思います」
――前田悠投手がデビューした、報告は受けたか?
「簡単な報告は受けましたけど、まだ内容も見てないし、まだこれからですね」
――和田投手の状態は?
「テーピングとかをして問題なかったので、来週また2軍のほうで(登板の)予定はしています」
――中6日で投げる?
「もう少しずらすとは思いますけど」
――中6日より長くする?
「そんなには開けないです」
――投手を7人使ったが明日は起用が難しくなる?
「もう頭の中にはあるんで大丈夫です」