9日はリブワーク藤崎台で日本ハム戦…有原航平は「本人も地方が好きだと」
ソフトバンクは8日、ファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で投手練習を行った。9日の日本ハム戦(リブワーク藤崎台)で先発するのは有原航平投手。キャッチボールなどで調整した。練習後、倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が取材に対応。リハビリ組にいる尾形崇斗投手、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手の具体的な復帰プランを口にした。およそ6分間の取材、コメントの全文は以下の通り。
――有原投手が先発する。間隔が空いての登板。
「いい期間、いい調整ができたと思います」
――9日は地方球場ではあるが、あれだけのキャリアがあれば心配はない。
「何も心配していないですね。本人は『地方が好き』だと言うくらいですから。地方とかホームとかはあんまり関係ないです」
――今週は5試合。有原投手が先陣を切り、北九州は大関友久投手になる?
「そうです、はい。大関が行きます」
――好調の東浜巨投手を12日の西武戦(ベルーナドーム)、カード頭に持っていく。
「カード頭(だから)とかはあんまり考えていないです。そういうのを抜きにして、どういうローテを組んでいけばいいのかは考えていますけど。カード頭だから避けるとか行くとかは考えていないです」
――和田投手も実戦が近づいてきている。
「和田は水曜日、ファームで投げます。明後日(10日、ウエスタン・リーグのオリックス戦、タマスタ筑後)ですね」
――和田投手をもう1度、1軍のローテーションに入れるとなると、他の投手との兼ね合いも生まれそう。
「そうですね。まずは1軍のどこに入れるとかではなくて、いい状態を作るというのが最優先。あまり『ここで』っていうのは、今は考えていないです。いい状態が確認できれば、初めて考えます」
――10日の登板というのは、球数などもある程度は決めて臨む。
「話し合いながら、ですね。故障したわけではないので、マメの状態を見ながらです。かといって1イニング、2イニングで終わるわけではないです」
――先週にはブルペン投球も。その投球はご覧になられた?
「映像でしか見ていないですけど、問題なく、です」
――和田投手に限らず、マメというのは間隔を空けることが最善の方法。
「それは状態、人にもよります。今年初めてマメができているので、慎重にならざるを得ない。ぺろっと剥けてしまうと、週単位でかかってしまうので、そこを固めながらやっていくという作業が本当はキャンプの時にできたらよかったんですけど。それができなかったというところで、今こういう形になっています」
――指先が固まってこないといけない。
「そうですね、はい」
――今、1軍に30人いる。明日、有原投手を登録するとは思うが、ファームからフレッシュな選手をあげることは。
「考えていないです」
――今いるメンバーで基本的には回す。
「もうちょっとしたらわかると思います。今は言えないです」
――筑後で久々に会う選手もいたと思うが、リハビリ組の選手など、印象に残った選手はいましたか。
「全員ですね、何かこうっていうことはないですけど。ただ(ダーウィンゾン・)ヘルナンデスと尾形はもともと1軍の戦力で考えていたメンバー。そこの状況だけはしっかりと把握しておきたいのはありましたので、ミーティングしました」
――尾形投手はかなり状態も上がってきている。
「明日シート打撃、ライブBPをやって、その後にどうするのかを見ながら進んでいくと思います」
――尾形投手は、春季キャンプ中に小久保監督も「明らかに1軍レベル」と話をしていた。治り次第ではあると思うが、期待はしてしまう。
「あれだけのボールを投げられているので、それが戻れば当然、戦力になると思います」
――ヘルナンデス投手はリハビリ組に合流して早い段階からキャッチボールをしていた。彼の復帰プランは。
「シート打撃を挟むっていうのは、来週は2軍の試合が週末しかないので、その辺をどう進めていくのか。そろそろ2軍合流が見えてきている段階ではあります。来週くらいには試合復帰するんじゃないかなと思います」
――本当に、1軍の管轄だけではなく、リハビリ組やファームの情報まで頭に入れて日々を過ごしている。
「仕事ですから。でも全部が見られるわけではないですし、星野(順治コーディネーター)に頼る部分が大きいですけど。僕は全体の統括をしているので、浅く広くになってしまいますけど、把握はしています」
(竹村岳 / Gaku Takemura)