“開幕前夜”にあたる28日…岩井&村田&澤柳はどんな過ごし方をしていた?
ソフトバンクは29日、京セラドームでオリックスとの開幕戦を迎えました。前日の28日、チームは16時から全体練習。1年に1度の“開幕前夜”という瞬間を、どんな過ごし方をしたのか。新人ながらも1軍入りを果たした岩井俊介投手、村田賢一投手を取材しました。澤柳亮太郎投手も含めて新人3投手は、津森宥紀投手と行動をともにしていたそうです。岩井投手、村田投手、津森投手のコメントから、どんな過ごし方をしていたのかを紐解いていきます。
○岩井俊介投手
――開幕の前の日、誰とどこで何をしていた?
「津森さんとご飯に行っていました。津森さんと、村田と、澤柳さん」
――何を食べた?
「お肉ですね」
――開幕前夜の心境はいかがでしたか?
「先輩といたので、いつもと変わらなかったですね」
――津森投手はどんな先輩ですか?
「本当に面倒見が良くて、めちゃくちゃ優しくしてくれます」
――新人3選手の間で、緊張感はありましたか?
「オープン戦からずっとみんなで緊張していたので、あんまり変わらないですね。正直」
――開幕1軍に入れるように、という緊張感。
「そうです」
――同級生の村田賢一投手が合流されたことはどうですか?
「嬉しいです! 同級生が増えたので」
――村田投手はどんな人?
「知識がすごいです。頼りになりますね。『これ何?』って聞いたらなんでも答えてくれるので」
――雑学王ですか?
「そうですね、すごいです」
――例えば、というと難しいかもしれませんが、どんなこと?
「マジでなんでも知ってます! 車のこともやし、お金のことも詳しいですし。新人はみんな困ったら村田に聞いていますね」
○村田賢一投手
――津森投手らと食事をされていたそうですね。どのような流れで食事に?
「岩井から最初に『行かへん?』って言われて、行ったら津森さんがいた感じでした」
――開幕前夜という心境は?
「あんまり。もちろん緊張はちょっとしますけど、すぐ寝られました。意外と」
――割と村田投手はそういうタイプ?
「そういうタイプです」
――滑り込みで1軍に合流することになったが。
「2軍でずっと投げていて準備はしていたので。驚きはしましたけど、慌てることはなかったので。それはよかったかなと思います」
――岩井投手は、新人は困ったら村田投手に聞いていると。
「自分、1軍にほぼいなかったので自分が聞いているくらいです(笑)。でも1日が経って動きもわかってきたので、だいぶ落ち着いてきたかなと思います」
――雑学に詳しいんですか?
「そんなことないですよ(笑)。趣味が多いだけです」
――新人3投手の間で緊張感はいかがですか?
「澤柳さんと、岩井はオープン戦に行っているんですけど、実際に開幕戦って始まってみると緊張している感覚はあるので。ちょっと違うのかなっていうのはありますね」
○津森宥紀投手
――開幕の前日、新人選手をご飯に連れて行った、と。どんな経緯で?
「(一緒に行く人が)誰もおらんかったから(笑)。でも、岩井は仲良くなったので」
――新人の3人はどんな人ですか?
「みんな個性はありますね! 岩井はアホです(笑)。こいつ(澤柳)は真面目そうに見えるけど、意外と殻を破ったら化けるかも。自分の“ワールド”を持っていますね。村田は、固い! なんていうんやろ……」
――村田投手は、先輩を見つけたらすぐに挨拶に行っているイメージ。
「そうですそうです! でもなんか抜けているところがあるんですよ。みんな、可愛らしいです」
――昨シーズンは中継ぎに大津亮介投手と、田浦文丸投手がいて、頻繁に行動をともにしていた。寂しいですか?
「寂しいっちゃ寂しいですけどね……。あいつらがいなくて。まあまあ(チームも)新しくなっていますし」
――毎年、ブルペン陣は入れ替わりも激しい。
「そうですね。自分もそれに負けないようにしないといけないですね」
――その新人3選手と食事をすると、どんな話をするんですか?
「やっぱり試合の流れとか、そういう話ですよ。野球の話、あとプライベートの話もしますけど」
――村田投手は、岩井投手が「物知り」だと。
「ゴルフが上手いって聞きました! 70台で回るらしいですよ!」
――これから仲良くなりがいのある後輩たち。
「そうですね。村田はゴルフ、岩井は基本なんでも面白くできるタイプ」
――重田倫明広報は、岩井投手を「甲斐野っぽい」と表現していました。
「甲斐野さんよりもアホですね(笑)」
(竹村岳 / Gaku Takemura)