ソフトバンクは28日、宮崎市・生目の杜運動公園で「球春みやざきべースボールゲームズ」を戦い、西武に4-3で勝利した。初回に山川穂高内野手が古巣から逆転の2ランを打つ活躍を見せた。試合後に取材に応じた小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。
――4番には右の大砲を置きたい。
「そうですね。並びはこれからちょっと変えるかもしれないですけど、それ以外のところの井上(朋也)であったり、今日の甲斐拓也とかね。拓也とかも今日みたいなバッティングを1年できれば2割6、7分ぐらい打てると思う。あんなバッティングをしてくれた方がいいですけどね、打線としては」
――川村選手が二塁打2本。
「そうね。川村は2本で、スチールのサインを出せばちゃんと走るしね。評価高いです」
――今後も盗塁は積極的に仕掛けていく?
「そうですね。あまり詳しくは言えませんけど」
――和田投手の状態は。
「全然大丈夫です。ちょっと最初は出遅れていたので、実戦がそもそも(宮崎にいる間に)ないかもしれない状態だったので。実戦で投げられる状態になっている時点で問題はない。4月2日に合わせてくれればいいです」
――杉山投手がアピールした。
「このキャンプで1番、去年との違いを見せ続けてくれている感じがする。中継ぎにはしましたけど、1イニングというか、ロングも含めて、いいところでいい働きをしていると思いますよ」
――宮崎での1か月を総括すると?
「野手の怪我人が2人ぐらいだったでしょ。そこが1番良かった点ですよ。本当に難しいところですけど、2チームぐらいできる状態のまま終わっているので、これから開幕に向けて1つに絞っていく作業の方が大変だと思いますね」
――3月以降の育成選手の起用は?
「野手はこのまま全員連れて行きます。投手は変動があります」
――西武の武内投手の投球をどう見た?
「1歩間違えればホークスの選手だったかもしれないですし(笑い)。僕の前にクジを松井(稼頭央)監督が引いていったんでね。マウンドでの雰囲気は、将来、球界を背負って立つような、そんな雰囲気はありましたよね。牽制球も上手そうでしたし」
――自由時間を増やしたキャンプを振り返って。
「朝の時間の使い方が、多分こっちの方がいいだろうなっていうのは思ったので。シーズンに入ったらまた別ですけど、シーズンに入っても基本的には自分たちで体の状態を把握して。100パーセントのダッシュは(メニューに)入れてもらいますけど、それまでは個々の状態に合わせて、自分たちで考えてウォーミングアップして、という入りにずっとしていく。その辺はしっかり続けていければなと思います」
――やっと福岡に帰れる。
「はい、やっと(笑い)。もう16時に出ます。終わって40分後って言ってました。とっとと帰ります」