「それだけはやめろ」 小久保新監督との約束…明石コーチが使わなくなった言葉

  • 記者:米多祐樹
    2023.11.09
  • 1軍
ソフトバンク・明石健志2軍打撃コーチ【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・明石健志2軍打撃コーチ【写真:藤浦一都】

2022年に現役を引退して昨季は2軍打撃コーチ「コーチのあり方は勉強になった」

 人として、野球人として心から尊敬する大先輩が、指揮官となった。ソフトバンクは2023年シーズンを終えて、小久保裕紀新監督が就任した。新しいリーダーのもと、2024年は4年ぶりのV奪還を目指す。そんな指揮官をよく知るのが、明石健志2軍打撃コーチだ。今季が指導者としての1年目、ファーム日本一にも貢献した中で、今も強烈に心に刻まれている言葉がある。

 今季まで2軍の指揮官を務めた小久保新監督が大切にしていたのが、コーチを飛ばして選手とコミュニケーションを取らないこと。「監督と選手が近くなりすぎるとコーチの存在が死んでしまう。選手と個人的な人間関係を築かない。それは自分の中で決めています」と就任会見でも話していた。自分の考えを理解してもらうのはコーチで、コーチから選手に伝えてもらう。組織として同じ方向を向くような意思統一を、秋季キャンプから見せている。

 明石コーチが現役時代に小久保新監督とチームメートとなったのは2007年からだった。自主トレもともにするなど、リーダーとしてナインを引っ張る背中を、後輩として見つめてきた。その人柄を「1年かけて毎日顔を合わせて、聞いたりするから。引き出しが『図書館か?』っていう(笑)。どれだけあるんだっていうくらいですね」と表現する。

選手たちに指導するソフトバンク・明石健志2軍打撃コーチ(背中姿)【写真:竹村岳】
選手たちに指導するソフトバンク・明石健志2軍打撃コーチ(背中姿)【写真:竹村岳】

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)