選手に重圧をかける理由は「伸びるために何が1番か」 優勝目前も…小久保2軍監督の思考
広島に勝ってウエスタン・リーグ優勝にマジック1としたソフトバンクの2軍
ソフトバンクの2軍は26日、ウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に6-4で勝利し、優勝へのマジックを「1」とした。4回無死一塁から水谷瞬外野手の適時打と海野隆司捕手の犠飛で2点を先制。5回1死二、三塁で吉田賢吾捕手が2点適時打を放って追加点を挙げた。同点に追いつかれた7回1死一、二塁で、仲田慶介内野手が適時打を放ち勝ち越した。先発の杉山一樹投手は4回1/3で4失点。その後は中村亮太投手、武田翔太投手、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手、古川侑利投手、尾形崇斗投手が無失点で繋いだ。試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。
――マジックが減って「1」に。
「優勝を目指してのスタートではないにしろ、この後半、残り15試合の時から選手たちには、優勝を意識してという話をしてきた中で(マジックを)減らすことができた。最初は連敗もあったし、この間の阪神戦も含め、そんな簡単に勝てないんで。こういうゲームをしていると経験値は上がると思って、最大限優勝に向けて、2軍であろうとも、僕は余計にプレッシャーを与える言葉をある程度、出しながらやった方がいいと思っていた。ピッチャーは、連投で厳しいところですけど、ここまで来たら自力で(優勝を決めたい)」
――マジックが減る中で選手の変化は?
「『大いに意識してやりなさい』と言ってやっているんで。あとは今、支配下の選手が少なくて、もういっぱいいっぱい。この時期で支配下選手12人でやっている。結局5人の育成枠しか使えない中で、試合でフルに使っていくと、序盤でもし野手が怪我したら、どうやろうかなと。今日も、もし緒方が最後にケガをしていたら、あとは(捕手の)渡邉陸しかいなかった。キャッチャーを(渡邉)陸にするか、ファーストを海野にするか。ある意味、総力戦みたいな、いるメンバーで戦って勝つということを考えてやっています」
(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)