ミス連発での一挙6失点に「小学生みたい」「ぶち壊し」 小久保2軍監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:藤浦一都】

2番手の杉山は自身のミスも絡んで5回に大量6失点

 ソフトバンクの2軍は23日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(タマスタ筑後)に3-7で敗れた。5回に登板した2番手の杉山一樹投手が2つの失策や押し出し四球などで一挙6点を失った。打線は7回までオリックス投手陣の前に無得点。8回に野村大樹内野手がこの日3安打目となる2点適時打を放ったが、反撃も及ばなかった。試合後の小久保裕紀2軍監督のコメント全文は以下の通り。

――先発の松本晴投手は4回1失点。
「もうちょっと真っ直ぐで出力が上がってほしいところですね。まあ、2軍でゲームは作るけど、やっぱり1軍に行く中では真っ直ぐがあと3、4キロぐらい上がってきてほしいなっていう感じがします。1軍で投げていくには、145キロくらいを目指してやらないと。抑えてはいますけども、まだそういうところの意欲を持ってやってほしいです」

――又吉投手がベンチから外れていた
「もう連投して、今日は上がりです。」

――5回に登板した杉山投手はエラーも絡んで6失点。
「久しぶりの登板でエラー絡みで。自分のエラーと、今日は(野村)大樹の小学生みたいなあのミスでぶち壊しですね。杉山もそうですけど、大樹のあのセーフティスクイズ。見え見えセーフティスクイズで、しかも、指示的には『セーフティスクイズで1点あげていいから』って言っていてあれ(突っ込んできてゴロを弾く)です」

「(その後の無死一、二塁から茶野のバントは)キャッチャーのボールじゃない。あれはピッチャーのボール。ピッチャーが捕らない限りは絶対セーフ。キャッチャーが捕った時点で、映像を見直しましたけど、無理ですね。 もう全ては準備です。投げるだけではないんで。投げた後に、茶野の足の速さ、ノーアウト一、二塁のシチュエーションを考えた時には、その準備をしていたかどうかってことだけじゃないですか」

――野村大選手は猛打賞。
「でも、ゲームをぶち壊したっていう点では そっち(エラー)の方が印象は強いです。本人はミスを取り返すつもりで打つっていうのは、もちろん持ち続けないといけないですけど、責任者としては、いくら打ってもあのプレーだなという印象が強いっていうのがこの世界だと思います。個人的には、あそこ(8回無死一、二塁)で取り返すんだって気持ちで打席に入ることはもちろん大事。ああいうプレーをしていると上じゃ守らせてもらえません」

――今日からデスパイネ選手が2軍戦に復帰。
「火、水、木曜日まではこっちにいますんで。今日1日で、どうもこうもないですね」

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)