満面の笑みで頭をポンポン…斉藤和巳コーチが板東湧梧にベンチでかけた言葉と笑顔の理由

  • 記者:竹村岳
    2023.07.05
  • 1軍
勝利を挙げたソフトバンク・板東湧梧(左)と斉藤和巳コーチ【写真:竹村岳】
勝利を挙げたソフトバンク・板東湧梧(左)と斉藤和巳コーチ【写真:竹村岳】

今季3度目の先発登板…斉藤和巳コーチの存在に「褒めてもらえてよかった」

 格別の味がする勝利だった。ソフトバンクは5日、日本ハム戦(PayPayドーム)に5-1で勝利した。先発した板東湧梧投手が7回1失点の好投。アイシングをしながらヒーローインタビューに選ばれて「やっとチームに貢献できた。和巳(斉藤和巳投手コーチ)さんに褒めてもらえたのでよかったです」と胸を撫で下ろした。降板後、斉藤和コーチが満面の笑みで声をかけた理由とは。

 立ち上がりからカーブを多投した。初回2死には松本にカーブを左前打とされたが「拓さん(甲斐拓也捕手)に『今日はいっぱい使っていこう』という話をしていた。打たれても単打はOKという気持ちで投げ込みました」。勇気だけは失わずに、4日に10得点した日本ハム打線に立ち向かっていった。5回以降は走者を許すことなく、尻上がりの内容を見せたことも収穫だった。

 6月15日のヤクルト戦(神宮)、25日のオリックス戦(PayPayドーム)で2度先発したが、ともに5回持たなかった。「気持ちはずっと攻めようという気持ちだったんですけど、技術的にうまくいかない部分があった。そこは前回よりも進歩していると思う」と心境を振り返る。この日、7回を投げ切った後、斉藤和コーチがクシャクシャの笑顔で頭をぽんぽんと叩いた。選手を信じる指導者として、喜びを感じられる瞬間だったからだ。

(竹村岳 / Gaku Takemura)