ソフトバンクの2軍は23日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(タマスタ筑後)に5-1で敗戦した。打線が3安打1得点と元気なし。先発の森唯斗投手は5回7安打2失点。嘉弥真新也投手、松本裕樹投手ら1軍で実績のある投手も登板した。小久保裕紀2軍監督は1回無失点に抑えたアレクサンダー・アルメンタ投手を評価。小久保2軍監督の試合後の一問一答は以下の通り。
――アルメンタ投手の投球。
「初めて見てね。3軍戦でずっと抑えている中で、フロントも含めて育成の支配下の登録が7月いっぱいですからね。そういう中で、今の状態がいいというか、3軍で150キロを超えていく左ピッチャーなんでっていうことで来てたんで。なんかゆったりしたフォームから、今日はアルメンタが一番輝いていたんじゃないですか」
「コントロールはアバウトなんでしょうけどね。真っ直ぐとカーブがあって、こんなに速い球投げるんやな、と。まだ19歳ぐらいでしょ? 今日(の見どころ)は、そこだけじゃないですか、唯一の(笑い)」
――打撃面では3安打と沈黙。
「何もないでしょ、今日。見ての通り。淡々と流れたし」
――守備では2失策が失点に絡んだ。
「そうね。ゲッツー……。送球の高投よりかはいいんすけどね。低めの送球は全部、取る側の野手の責任やと思って僕はプレーしていたんで。森には、そこはちょっと悪いことしましたけど」
「まあ、打つ方がね、危機感を持ってやらん限りは、上との差がもう開く一方ですからね。誰か割り込めそうな選手がなかなか出てこないですもんね。今の時点で。外国人もよくいるんで。デスパイネももうすぐ来るでしょ。4人ぐらい外国人がおるし」
――今日、渡邉陸選手がアーリーワークでずっとバットを振っていた。
「まあ、するでしょ、普通に。1軍より練習時間が短いんやから、普通はしますよね。全体ですることは別にないですけど。デーゲームが終わった後に打ちたいっていうやつは、おるでしょうけど、あまり言ってくるヤツもいないんで、今年は。こちらから強制的にやらせることはしていないんで」
――若手にスイング数を増やしたい気持ちはある。
「うん。まあ、でもそれって、去年は量をやらそうと思ったけど、結局自分でするかどうかでしょう。3軍や4軍の、まだ高校から入ってきた子たちっていうのは、しょうがないでしょうけど、1軍を目指そうかっていうところの選手が人に言われてやるようでは、ここは自分でしないとダメ」
――佐藤直樹選手の打撃について
「まあ、今のままじゃ、無理でしょうね、色々。もうバッティングフォームじゃないですから。まあまあ、フォームもあるけど、もうちょっと、なんかこうピッチャーと勝負できるぐらいまでのものを見せてほしいですね」