選手への通達「一番ツラい」 プロの世界だから貫きたい斉藤和巳コーチの“親心”

  • 記者:竹村岳
    2023.05.29
  • 1軍
ソフトバンク・斉藤和巳コーチ【写真:竹村岳】
ソフトバンク・斉藤和巳コーチ【写真:竹村岳】

泉圭輔が登録抹消…斉藤和コーチ「もう一回やり直した方が彼のためになる」

 斉藤和巳投手コーチにとって「一番ツラい」という仕事がある。ソフトバンクは29日、PayPayドームで投手練習を行った。30日の中日戦から交流戦が始まる。「今いるリリーフ陣は自信を持って(マウンドに)上げられる。どこでもやってくれるやろうと思っているし、そういう投手を1軍に置いているので」と信頼を寄せる。投手陣の起用、編成における悩みに、斉藤和コーチの“親心”が見えた。

 28日のロッテ戦(同)では先発の藤井皓哉投手が5回3失点。2-3と1点差で7回に突入したが、ここで津森宥紀投手が3失点、8回には泉圭輔投手も3失点と試合を決められてしまった。ベンチで泉と言葉を交わしたという斉藤和コーチも「あんまり言葉が出てこない状態だった。声はかけられなかったし、本人が一番ショックだった」と言うほど。呆然とする泉に、心から寄り添おうとした。

 試合後、泉は登録抹消が決まった。3試合に登板して防御率16.88で「結果も含めて、もう一回やり直した方が彼のためになるんじゃないかという判断」と斉藤和コーチは説明していた。また抹消中の嘉弥真新也投手について「映像も見て、報告も受けている。1回こっちに呼んで話をしようと、監督とも話している」と話すと、ポツリと漏らすように投手コーチとしての本音を口にした。

(竹村岳 / Gaku Takemura)