【連載・板東湧梧】知られざる私生活も公開 いまハマっている「漫画」とオフの楽しみ方

ソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】

「ストーリーも面白いですし、仲間のこととか考えさせてもらうことも多い」

 鷹フルがお届けする月イチ連載4人目・板東湧梧投手の4月「後編」では知られざる私生活が明かされます。いまハマっているというのは、週刊少年ジャンプで連載されていた“あの”国民的漫画。休みの日の過ごし方などについても語ってくれました。板東投手の月イチ連載は毎月第4月曜から掲載予定。次回は5月22日に「前編」を掲載予定です。

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 男として、頂点を目指すストーリーには惹かれるものがある。今季、先発ローテを争い、オープン戦から懸命にアピールしてきた板東。惜しくも開幕ローテからは漏れ、ここまでは中継ぎとして8試合に登板しつつ、虎視眈々と先発“返り咲き”を狙っている。

 そんな板東がいまハマっているというアニメがある。1999年から2014年まで週刊少年ジャンプで連載されていた、10年ほど前のストーリーに魅せられている。

 そのアニメというのが大人気漫画「NARUTO」。忍者をテーマにした物語で主人公の「うずまきナルト」が里の長である「火影」を目指す物語だ。「ストーリーも面白いですし、仲間のこととか考えさせてもらうことも多くて、楽しく見てます」。板東はハニカミつつ、現在の趣味を明かしてくれた。

 きっかけはYouTubeだった。歌唱などを一発撮りするチャンネル「THE FIRST TAKE」で、NARUTOのアニメ主題歌だった曲、FLOWの「GO!!!」が撮影された回を見た。原作は一通り読んだことがあった板東は「あ、もう一回見てみよ」。登録していた動画配信サービスで、アニメで見返すことにした。休日やビジターゲームの移動中に「1.4倍速で見ています」。今は「暁編」だといい、作品を楽しんでいるところだ。

 好きなキャラクターに挙げたのは主人公のナルトのライバルである「うちはサスケ」の兄「うちはイタチ」だ。「めちゃくちゃカッコいいですね。僕が見ているところのイタチは、まだまだ憎らしいところなんですけどね」。好きなシーンは、イタチが死に際にサスケに「許せ、サスケ」と額をつくシーン。「何回見てもいいですよね。早くそこまで進めていきたいです」と心待ちにしている。

 使ってみたい忍術には、ナルトの父である「ミナト」の代名詞でもある「瞬身の術」を挙げる。「一瞬でワープとかしてみたいです」と笑う姿がお茶目だ。

 オフシーズンにハマったのはゴルフ。時間があれば打ちっ放しで練習した。「シーズン中だとなかなか難しい」と今は我慢の日々。福岡での休日の過ごし方は「最近では買い物ですかね。こないだはニューバランスのスニーカーを色違いで2足、ネットで買いました」と明かす。プロ野球選手ではあるが、「普通に天神とかも行ったりしますよ」と、街中に出かけることも珍しいことではないみたいだ。

 同じ年の周東佑京内野手は鷹フルの連載内で自身を「めっちゃインドア」と表現していた。板東は「どちらかと言えばアウトドアですかね。アニメとかは好きですけど、休みの日は意外と外に出たいと思うタイプかもしれないです」と自己分析する。「遠征中でも散歩や服を買いに行ったりします。福岡では大濠公園を歩いたりもしますよ」と語る。天神や大濠公園でばったり出会う、なんてこともありそうだ。

(竹村岳 / Gaku Takemura)