ソフトバンクの2軍は31日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲でオリックスとウエスタン・リーグを戦い、0-4で敗れた。侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献した宮城大弥投手の前に6回までわずか1安打。試合を通じてもわずか2安打に終わった。先発したジョー・ガンケル投手は自身の失策もあって5回途中8安打4失点だった。試合後の小久保裕紀2軍監督のコメントは以下の通り。
――1軍は今日が開幕。2軍にいて悔しさの見える選手は。
「いやー。全くそれは感じないよ。それは今の時代でもあるよ。あんまり感じない」
――今日は失策が3つ。
「ガンケルが2つしたからね。ポロッとして、しょうもないトスしたでしょ? 純平(川原田)は捕らないといけない。内野のレベルを上げないといけないですね」
――ガンケル投手は登板間隔が空いた。
「見た事ないからちょっとコメントしようがないけど……。全くわからない。初めて見たもん。打たせて取るピッチャーなんだろうなってことくらいしかわからない」
――井上選手は右腕投手の真っすぐを打って安打。
「3ボール1ストライクから真っすぐ1本でね。彼だけではなくて、リチャードにしても笹川にしても、打撃コーチから真っすぐを打てと言われ、真っ直ぐを捌けない状態が続いている。それを打てないと上に呼ばれない。打撃コーチの対策もあるんですけど、本人たちが気付けるか。気付いてくれるまで答えを言わずにヒントを与えています」
――満塁で笹川選手に一本出ていれば。
「そうね。本気に勝ちに行くならあそこは代打」
――野村大選手の代打起用も考えた。
「打席数の問題もあるので、あそこで代えていたら打席数が届かないという問題もあって。あとは宮城で全然ダメやったんでピッチャーが代わったらどうなるかを見たかったっていう。宮城の真っすぐを待ちながら80キロくらいのカーブを振れないっていうね……。なんで振れないのかなって。分からない。そんなん練習したことない。スライダーは狙わないと対応できないけど、真っすぐを待ってカーブは対応できる。できないからここにいるんでしょうけど。手も足も出ないみたいな。遊ばれているっていうね」
――松本投手は3イニングをパーフェクト
「1軍でもあんまり打たれていないんでね。次は先発が決まっているんで、3軍の予定とは聞いている。先発で使うっていう感じで」
――リチャード選手ももう少しやってほしい
「そうですね。まあキレがないね。去年は締まっとったけどね。いいピッチャーが来たらなかなか打てないけど、姿が変わってこないとね。時間と共に技術は上がってこないといけないんで。現状維持じゃ退化と一緒ですからね。危機感を持ってやらないと、ドンドン新しい選手が入ってくるからね」