ソフトバンクの2軍は8日、タマスタ筑後で春季教育リーグの中日戦に1-0で勝利した。同点で迎えた7回に先頭の谷川原健太捕手が左翼への二塁打で出塁し、増田珠内野手の適時打で先制。この1点を森唯斗投手、木村光投手、高橋純平投手、渡邊佑樹投手、中村亮太投手の完封リレーで守り切った。試合後の小久保裕紀2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――キャンプからずっと小久保監督も評価していた。
「そうですね、タマスタで初めて投げて、マウンドも多分合っていた感じもあるし、球強いですし、ベース板でも強いし、変化球もコントロールし、クイック速いし、元内野手で守備は上手いし、非常に楽しみなピッチャーです」
――最速で147キロ。
「ランナー出てもあんまり心配なさそう。(クイックのタイムを)測ったけど、大体1.1秒から1.2秒ぐらいずっと来ていたんで、真っ直ぐはね。そう簡単にはスタート切れないでしょうし、非常に評価が高いですよ。2軍では即戦力でございます」
――先発のローテで回す。
「ローテで回します。何戦目かはちょっと聞いてないけど、こっちにいれば。3桁なんでいるでしょうけど、ローテーションに2軍といえども入ってくるピッチャーですね」
――森投手は楽しかった、と。
「実戦ですからね。ちょっとキャンプの最初に張り切りすぎたところもあって怪我したけど、思ったよりも早く帰ってきましたよね。足の怪我なんで、もうちょっとかかるかなと思ったんですけど、1か月ぐらいで帰ってきたんで。上の先発枠の争いが熾烈なんで、彼もそこに割って入る気持ちでここに立ってるでしょうからね、そういう点ではいいスタート切れたんじゃないですかね」
――三森選手らはどう見ていますか。
「三森はバッティング練習で投げたときにそんな悪くないと思ったんですけど、ちょっと試合で見ると左の後ろの肩が出てきているのが早いのかなっていう感じはする。本人には言ってないですけどね。ちょっと特殊なバッティングなんで、難しいですよね。本能的に振るタイプなんで難しいんですけど、ちょっと後ろの肩がちょっと早いかなという角度で映りました。彼もセカンド確約されたわけじゃないんで、当然、今のままではレギュラーとして扱ってもらえないっていう危機感もあるでしょうから、チーム全体にとっては競争意識が底上げには繋がると思いますけど、あと守備は(川瀬)晃も含めて二遊間がしっかり守ると野球は締まりますよ」
――谷川原選手には1本ヒットも出て盗塁阻止もあった。
「そうですね、滅多にない機会なんで、競ったゲームやったんで9回に打席回ってきても、9回も守らせようかと。3時10分やったんで、まだ。って話をしてたんだから、その辺りは普段ああいう場面の1点リードで守ることがないでしょうから、2軍とはいえどもね、やらせておいた方がいいんじゃないかっていうのを高谷コーチと話して行かせましたけどね」
――増田選手もきっちり。
「でも、ちょっとあんまりよくないですね。(野村)大樹も増田もよければ、すぐに上に戻る一番手の選手たちなんですけど、もうちょっと上げてこないとキツいかな」
――ピッチャーで誰か推薦するなら木村光投手。
「支配下じゃないけど、今一番、一番というか評価高いです」