藤井皓哉を悩ませる先発と中継ぎの“ギャップ” ペース配分を考えて生じたジレンマ
藤井皓哉投手が古巣・広島戦に登板…3回2失点で敗戦投手に
ソフトバンクの藤井皓哉投手が4日、広島とのオープン戦(PayPayドーム)で2番手として登板し、3回を投げて2点を失った。3イニング目となった6回に2失点し「テーマを持ってマウンドに上がったんですけど、なかなか思うようにいかなかったので、反省は多いです」と課題を受け止めた。
先発の大関友久投手のバトンを受け取り、4回からマウンドへ。4回、5回は四球を与えて走者を背負いながらも無失点にしのいだ。だが、6回に連打などで2死二、三塁のピンチを背負うと、野間に低めのフォークを中前に運ばれて2点タイムリーとなった。今季から先発転向となり、球数などペース配分を意識してマウンドに上がったものの、3四球。「合わない感じがあった」と振り返った。
開幕まで時間も迫ってくる中で掲げたのが、スタイルの“原点回帰”だ。昨季は中継ぎとして55試合に登板し、大車輪の活躍でブルペンを支えた。長いイニングを投げるためにペース配分を意識して投げたが、「単純にタイミングが合っていない」と感覚がハマらなかった。先発登板時でも「僕はチャレンジしていくしかない」と、次回登板は1イニングに集中する中継ぎのような気持ちでマウンドに上がるように考えを変えた。
(竹村岳 / Gaku Takemura)