ソフトバンク、松田宣浩の今季限りでの退団を発表 15時から会見、自ら進路表明へ

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

今季は43試合の出場にとどまり、ファームで調整中の松田

 ソフトバンクは28日、松田宣浩内野手と来季の選手契約を結ばないと球団公式サイトで発表した。今季限りでの退団が決まり、この日午後3時から退団表明会見を行うことも併せて発表した。松田自身が、来季以降の進路について自ら語るものと見られる。

 松田は2005年の希望入団枠で亜大からソフトバンクに加入。ルーキーイヤーの2006年、いきなり新人野手として開幕スタメンで出場。2008年にはレギュラーに定着して142試合に出場して17本塁打を放った。その後は“常勝軍団”となったソフトバンクの中心選手として活躍。2015年からは5年連続で全試合に出場した。

 走攻守三拍子揃った選手として活躍する一方で、チームを盛り上げるムードメーカーとしても存在感を発揮し、チームリーダーとして長くソフトバンクを牽引。ソフトバンク一筋17年で6度のリーグ優勝、7度の日本一に貢献した。野球日本代表「侍ジャパン」としても2013年、2017年のWBC、2015年と2019年の「WBSC プレミア12」に出場し、球界を代表する三塁手だった。

 ただ、近年は打撃成績も低迷し、出場機会も徐々に減少。2020年には連続試合出場が815試合で止まり、シーズンでも116試合の出場に終わった。昨季も115試合の出場にとどまると、今季はチーム内の世代交代の流れもあって、43試合出場。9月8日に出場選手登録を抹消され、その後はファームで練習に励んでいる。

(鷹フル編集部)