「6、7月までのリチャードと8月以降ではもう全然内容が違う」
ソフトバンクの2軍は25日、タマスタ筑後でウエスタン・リーグの広島戦を戦い、10-1で大勝した。リチャード内野手が1、2打席目に2打席連続で2ランを放ち、リーグ新記録となる26号本塁打を放った前日の最終打席から3打席連続本塁打。28号まで記録を伸ばすと、フレディ・ガルビス内野手、真砂勇介外野手にも一発が飛び出した。投げては先発の大竹耕太郎投手が7回4安打1失点と好投。2軍は首位の阪神に1.5ゲーム差に迫り、27日からは敵地での直接対決に臨む。
この日の試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。
――昨日に続きリチャード先生が2本塁打。
「すごいね。28本? まあ、もうあとは慣れじゃないですかね。だってもうファームじゃね。真っ直ぐは150キロは課題なんで、これはもうこれからずっとやっていきますけども、ずっと6、7月までのリチャードと8月以降ではもう全然内容が違うんで、お見事です」
――3打席連続ホームランでした。
「そうか、そうだね。しかも4試合連続? なんかもう逆方向に打ててるっていうのが一番大きいでしょうね。初回のあれはアゲンストの中ですからね。追い込まれたあとに。あれはアイツにしか打てないんで、それを生かせない手はないですよね。やっぱりあのパワーで、あのポイントでライトに打っても入るんですから、より自信にしてもらいたいと思います」
――グラシアル選手もバットが振れてきている。
「本人は納得いってないみたいなんですけど、はい、そんなに悪かったというのも、上での試合はほとんど見てなかったんでね。見てなかったというか、グラシアルの状態はあんまり見てなかったんで、どこが悪かったかよくわからないんですけど、心身ともにリフレッシュできて、頭を整理した状態で1軍に行くのがいいと思うんで、今の時間を有効に使ってほしいなと思いますね」
――1軍は残り試合もありますけど、リチャード選手、グラシアル選手の推薦は。
「リチャードは抹消したばっかりで無理でしょう。グラシアルもまだまだなんで」
――ポストシーズンへ向けて?
「グラシアルはいつ空けるんだったかな。火曜、水曜に空けると思うので、とりあえず遠征には行きますよ」
――先発の大竹耕投手もいい投球だった。
「初回にホームラン打たれましたけど、その後は彼らしいピッチング、打たせて取る内野ゴロの多さというところは、彼の特徴だと思うんで、しっかりゲームを作ってくれたと思います」
(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)