鷹新加入の秋吉亮がファーム紅白戦で初登板 新天地で仰天した2つのこととは?

ソフトバンク・秋吉亮【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・秋吉亮【写真:上杉あずさ】

ファーム施設の豪華さに仰天「なんていうか凄すぎますよね」

 オセアン日本海リーグの福井ネクサスエレファンツからソフトバンクへと加入した元ヤクルト、日本ハムの秋吉亮投手。新型コロナウイルスの陽性者と故障者の続出によって緊急事態に陥るチームを救う存在として、緊急補強でチームに加わり、20日にタマスタ筑後で行われた2軍と3軍の紅白戦で移籍後初となる実戦マウンドに上がった。

 ウエスタン・リーグの広島戦が新型コロナウイルスの影響で中止になったために組まれたこの紅白戦。秋吉は3軍の投手として、2軍を相手に登板した。先頭の川原田を空振り三振。続く川村には二塁打を許し、正木には四球を与えたものの、真砂を空振り三振、黒瀬を右飛に打ち取り、1イニングを1安打2奪三振無失点。登板後は「すごい緊張しました。ドキドキでした」と初々しく振り返った。

 ヤクルトでプロのキャリアをスタートさせ、トレードで日本ハムへ移籍。両球団でリリーフとして活躍しながら、昨オフに“ノンテンダー”で日本ハムを自由契約となり、福井に新天地を求めた。2014年のプロ入りからNPBで8年のキャリアを積んだ右腕だが、この日、初めて合流したソフトバンクで“驚き”を感じたことがあったという。

 その1つがソフトバンクのファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」の施設だ。「3球団目ですけど、これまでいたところが悪いっていうわけじゃないですけど、ヤクルトと、日本ハムも結構すごかったですけど、なんていうか凄すぎますよね、本当に広いし、何でもありますし、本当にそんな感じですごいなって思います」と、広大なファーム施設への感想を漏らした。

 キャッチボール前後では嘉弥真新也投手とスライダーの投げ方などで会話を交わし、早速、チームにも溶け込み始めていた秋吉。その中で、右腕が名前を挙げたのが甲斐野央投手。「いろいろと後輩が多いですけど、話しかけてくれますし、特に甲斐野とかめちゃめちゃうるさいので、結構話しかけてくれます」と冗談めかしながらも、チームの印象について語っていた。

 今後の調整については「まだ次いつ投げるか決まっていないんですけど、明日も練習がありますし、そこでしっかりとブルペンだったりで調整して、万全の体調に持っていけたらいいなと思います」と話す。新天地での第一歩を踏み出した秋吉。1軍の戦力となるべく、ファームで状態を上げていく。

(鷹フル編集部)