鷹・小久保2軍監督が期待する「いい1番バッター」 高卒2年目・川原田純平の魅力
「出塁するためにはどうしたらいいかっていうことをとことん考えながら出来ている選手」
ソフトバンクのファームに楽しみな若手がいる。高卒2年目の川原田純平内野手もその1人。2軍で1番打者として起用され、今季から就任した小久保裕紀2軍監督からも「いい1番バッター」と評価され、期待されている。
そんな川原田の良さが発揮されたのが4月30日にタマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの阪神戦だ。初回の第1打席で四球を選ぶと、デスパイネの適時打で先制のホームを踏んだ。2回の第2打席でも四球を選び、第3打席は死球、そして第4打席も四球と4打席全て四死球で出塁。翌日の同戦でも2打席立って、1つ四球を選んで塁に出ていた。
今季はここまで17試合に出場して55打数15安打1本塁打5打点で打率.273。9個の四死球があり、出塁率は.375と高い数字を残す。小久保2軍監督は「四球を狙いに行って取るバッターなんで、3ボール1ストライクからとか2ボールから、ほぼ打たないんですよ。最初の頃は打ちに行って欲しくないなと思ってサインを出していましたけど、最近はもう出さなくても待つんで。自分の生きる道っていうか、出塁するためにはどうしたらいいかっていうことをとことん考えながら出来ている選手」と語っている。
(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)