柳田の現状「歩行すらできない」 小久保監督が言及…佐藤直樹、レギュラー奪取の“シンプルな条件”

支配下に昇格した山本恵大、スタメン起用も「考えます」
ソフトバンクは12日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に8-0で勝利した。先発した大関友久投手が7回無失点で今季初白星を挙げた。その後は津森宥紀投手、大山凌投手が繋いだ。打線は15安打をマーク。廣瀬隆太内野手が1号2ランを含む3安打。佐藤直樹外野手、牧原大成内野手も3安打を放った。この日の小久保裕紀監督の主なコメントは以下の通り。正木智也外野手が、5回の守備から途中交代した理由とは?
●試合前
――育成・山本恵大選手が支配下に昇格。
「ちょうど昨日話したよね。柳田と近藤がおらん今しかチャンスないでしょ」
――打率.486と成績も文句ない。
「圧倒的な数字を残していたから」
――スタメン起用も。
「全然考えます。その要員です」
――柳田選手は、右太もも裏も含めて、治してもらう。
「もちろん。歩行すらできないから。急がせることはできない」
――11日には「今いるメンバーが最強」だと。
「今いるメンバーが最強ですよ。当たり前。この選手なら打ってくれるかな、とか希望的観測はしない。今の状況を組み合わせることで、どうやったら勝てるのか。常に最善を考えています」
――山本選手は入団時から打撃はよかった。
「自分が2軍監督の時にも見ていましたよ。バッティングはよかったし、今の形になってからやね。入ってきた時、構えは(ロベルト・)ペタジーニでした」
■牧原大成を絶賛「3日連続で“熱盛”」
●試合後
――大関投手が7回無失点。
「こっちが大量得点を取りましたけど、自分のペースで投げてくれた。締まった試合になりましたね」
――佐藤直樹選手が3安打。
「あとは、柳田がいなくなってね、打てば出られる。シンプルですから。外野手はアピールしてほしいです」
――中村晃選手や、柳町達選手はベンチスタートだった。しばらくは日替わりのようなオーダーになる。
「その辺は相手ピッチャーによっても変わってくる。本来それはしたくないんですけど、やらざるをえないですよね。日替わりのようになると思います」
――指名打者の使い方も。
「山川が、来週は6連戦ですから。2、3回は(指名打者での起用を)考えています。あとは一塁に状態がいい選手、です」
――正木選手が5回の守備から途中交代。
「細かい戦術は言えないんですけど、みんながしていることをしていなかったということです。試合前の準備のところが、俺には見えなかった」
――牧原大成選手の二塁守備が光る。
「この3試合は連続ファインプレーですよね。3日連続で“熱盛”ですよ。それくらいの活躍です」
――20代の選手が活躍し、チームにも勢いが生まれている。
「今ようやく5割ですからね。先は長いです。これを続けないと独り立ちはできませんから」
(竹村岳 / Gaku Takemura)