3失点の田浦文丸は「少し出来が悪すぎた」 松山監督が求めた自覚…指摘した“1軍の条件”

田浦文丸【写真:冨田成美】
田浦文丸【写真:冨田成美】

噛み合わなかった投打…松山2軍監督コメント全文

 ソフトバンクの2軍は1日、ウエスタン・リーグの中日戦(ナゴヤ球場)に0-7で敗れた。先発した村田賢一投手は5回1/3を投げて4失点。8回に3番手で登板した田浦文丸投手は4安打3失点だった。打線は散発6安打と、中日投手陣を捉えることができず無得点に終わった。試合後、松山秀明2軍監督が取材に応じた。近藤健介外野手が抹消され、1軍に合流した柳町達外野手にかける期待とは?

――散発の6安打で無得点だった。
「岡田(俊哉投手)君のピッチングも本当に良くて。横から見ていてもいいコース、いい高さに決まっていたので、ちょっと難しそうでしたけど。でもこういうピッチャーをなんとかしていけるように、やっていければ」

――村田賢一投手は丁寧に低めを狙って、持ち味の投球が途中まではできていた。
「前半は良かったけど、どうしても70、80球ぐらいからボールが真ん中に集まり出して。彼の球威で集まってしまうと苦しくなるのは当然だしね。だからそこを、どう踏ん張っていくか。全部が全部うまくはいかないんで、丁寧に低めに最後まで投げていくしかない。その技術を上げていくしかない」

――田浦文丸投手も3失点。
「病み上がりでも、あえて登板したんで試合感覚はどうなるかなとは思っていましたけど。思った以上にちょっと出来が悪すぎたというか。彼もそこは思っている以上に打たれたと思うので、もう一回自覚が出ていいんじゃないですか。2軍でそれだけ打たれると当然1軍に呼ばれるチャンスも減ってくるので、しっかりと彼も結果を出さないといけないのでね。次頑張らないと」

――自覚してもらって、次に期待する。
「田浦に関しては当然1軍の左バッターを抑えに行くとか、そういうものを求められているわけなので。だから、それはできないと困るというか。できないと1軍に上がれない。彼が思ってる以上に、上に行けば行くほど難しいので。でもその結果を出さないと繋がらないんでね」

――今回1軍に上がった柳町達選手に期待するところは?
「彼に関してはスタメンで出ていける力も当然あるわけだし。これが彼にとってもチャンスなので、ここでいい結果を出せるように頑張ってほしいですけどね」

――山本恵大選手が代打で内野安打。安打が続いている。
「ヒットが出る出ないというよりも、スイングがしっかりできている。それが結果に繋がっているね。ヒットが出たからいいとかじゃなくて、内容がいいのでヒットに繋がるということでしょう」

(飯田航平 / Kohei Iida)