開幕3連敗…計20失点、小久保監督「何してもうまくいかない」 “明るい材料”は正木智也
- 小久保裕紀
- 2025.03.30

徹底した独自取材、データ分析
選手の本音や核心に迫る「鷹フル」
正木智也は2安打3打点の活躍
ソフトバンクは30日、ロッテ戦(みずほPayPayドーム)に4-7で敗れ、開幕3連敗スタートとなった。先発した上沢直之投手が、6回まで1失点に抑える好投。7回1死一、三塁のピンチでは佐藤を150キロの直球で空振り三振に抑え、2死としたところで降板。あとを継いだダーウィンゾン・ヘルナンデス投手だったが、2者連続で長打を浴び、同点とされた。8回に登板した杉山一樹投手が2つの暴投で失点し、ロッテに逆転を許した。
打線では、正木智也外野手が2回に2ランを放つなど2安打3打点の活躍。柳田悠岐外野手もマルチ安打だった。ロッテ投手陣を前に計9安打を浴びせたが、なかなか得点には結び付かなかった。取材に応じた小久保裕紀監督のコメントは以下の通り。
●小久保裕紀監督
――投打が噛み合わなかった。
「まぁ今日は4点取っているからね。(相手の)ミスだけど」
――上沢直之投手はよく投げた。
「そうね。でも3試合で20点取られたのかな。それだけ取られたら難しいよね、勝つのは」
――継投が裏目に。球数で交代を決めていた?
「球数というか、続投でいかれるか、代えて打たれるか。どっちの後悔が、という選択ですね」
――(プロテクターにボールが入って失点)珍しい形で決勝点。
「初めて見ましたね。何してもうまくいかないときはこんなもんです」
――去年は回途中での継投はあまりなかった。
「そうでもないんじゃないですかね。頭から変えようとは思っていなかったので。6回がすんなり行っていたら、7回のポランコで変えるというのは考えていました」
――正木智也選手の活躍。
「2ストライクアプローチがよかった。明るい材料ですけど、野球はピッチャーなんでね」
打率1割台で開幕1軍「ワクワク20%」 正木智也の本音…目にした“監督の記事”
テーマは「開幕を迎えるにあたっての心境」。目前に控えたスタートラインを前に「ワクワクは20%」。正木選手が抱く思いと、強い決意に迫ります。 続きを読む
●倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)
――上沢投手は出力も出た、良い投球をしていた。
「期待通りのピッチングをしてくれましたね」
――本番できっちり対応する力は頼もしい。
「当たり前ですけど、オープン戦の時よりもさらに、気合というか気持ちも乗っていました。それも含めてきょうはいい状態で。これまでのオープン戦も含めて、今までで一番いい状態で。メンタル面もそうだし、技術面も今までで、一番いい状態だったなとは思っています。期待した通りです」
――改めて上沢投手の良さは?
「試合を作る能力は、かなり長けていると僕は思うので。どんな調子でも試合を作る能力っていうのはすごく長けていると思っています」
――7回にマウンドに行った時は何を伝えた?
「あと1人とは言わないですけど、そのつもりで(力を)振り絞ってくれよ、という話はしました」
――いい形で三振を取ったが交代を選択した。
「もう決めていましたからね」
――去年は回の途中で投手交代をしたくないとも話していた。
「最終的には監督が判断するものなので。色々考えた上でそういう策をとっているわけで、別に今年から増やそうとか、去年はあえてやらなかったとかはない。今の状態とか状況を見て、総合的に判断しているものなので。回途中は出さないっていうのもない。全てを言うわけにはいかないんで、いろんなものを総合的に判断してそういう継投になったという形ですね」
――7回、ポランコ選手が左打者だったからヘルナンデス投手を登板させた。
「そうですね」
――松本裕樹投手がベンチ外になっていた。
「全ては言えないですけど、元々上がりは決まっていました」
――中継ぎは1イニング任せられるピッチャーが揃っていた中で、苦しい中継ぎの起用になっている。
「みんな0点に抑えてくれれば一番いいとは思うんですけど、相手もプロですからね。このピッチャーを出せば0点で帰ってきてくれると期待はしていますけど、必ずしもそうなるとは限らないと思うので。ただ何か……歯車というか、うまく噛み合っていない。僕が言うことじゃないかもしれないですけど、なんか1つズレている。チームとしてどうこうではなくて、ピッチャー陣として何か1つズレているようなものを感じるので、そこはなんとか改善していきたいなと思います。具体的に何かっていうのは言えないですけど、必ずこの状況は改善して。まだ本来持っている力を出し切れていないと思っているので。その原因はひとつではないだろうし、たくさんある中でひとつひとつ潰していって、本来の力を100%出させる環境をしっかり作りたいなと僕は思います」
――要因はある程度わかっている中で、試合の中で潰していく?
「絶対これっていうわけではないんですけど。特定はできないですけど、こういうことをもう少し改善していけばいいんじゃないかっていうのは、ある程度ありますけどね。それが何かっていうのは言わないですけど」
――上沢投手に何か声をかけたりとかは?
「声はかけていますけど、内容は言わないです」
【有料会員向け限定記事】育成選手は「意識が低いからここにいる」 斉藤和巳3軍監督がOB戦で見た“別の景色”
現役時代同様に、ダッシュで上がったマウンド。ドームを埋め尽くしたファンは大いに盛り上がった。しかし、斉藤監督の胸の内は球場とは“別のところ”にあった。 続きを読む
(鷹フル編集部)