前田悠伍を松山2軍監督が絶賛「立派なもんです」 実戦初出場の今宮健太の状態は?
- 試合・采配
- 2025.03.14

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選手の本音や核心に迫る「鷹フル」
ウエスタン・リーグ初戦は2安打完封負け
ソフトバンクの2軍は14日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの開幕戦に臨み、中日に0-1で敗れた。先発の前田悠伍投手は初回に3安打を浴びて1点を失うも、その後は安定した投球を披露して6回4安打5奪三振1失点。野手陣では、左ふくらはぎを負傷していた今宮健太内野手が「1番・遊撃」で、今季初の実戦出場し、3打席無安打で途中交代した。打線は中日投手陣を前に2安打の完封負け。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――開幕にあたり、選手に伝えたことは?
「ウエスタン・リーグが開幕しましたけど、2軍の開幕っていうのは通過点であって、1軍の開幕がプロ野球の本当の開幕。ここにいる選手たちは、今どうするんだじゃなくて、これが1か月、2か月、3か月、1年後にどうなっているのかっていうことの方が大事。一喜一憂することなく自分のやるべき目的をしっかりとやっていく。その中で、勝負している以上は闘争心だったり、戦う気持ちっていうのは忘れないでほしいということを伝えました」
――試合内容について。
「前田悠伍に関しては、いいピッチングをしていたので、(打線の援護がなくて)かわいそうでしたね。彼にとってはこれを続けていくことが必要だし、レベルをさらに上げていくことが必要であって、2軍では当然抑えてくれるとは思ってますけど。今日はそれ以上の内容があったように思います」
同時に告げられた降格と“開幕投手”「悔しさの方が…」 前田悠伍が明かした複雑な胸中
前田悠伍投手は、開幕ローテーションから外れることが告げられたのと同時に、2軍開幕投手も合わせて言われていた。「どちらかというと悔しい思いの方が強かったです」。複雑な胸中を明かした。続きを読む
――今宮選手の状態について。
「思った以上に打撃内容も良くて。あとは足の状態。試合に出ていくことによって慣れていってくれれば。明日の状態をまた見ながら、無理がなければどんどん前に進んでいけそうですね」
――野手陣は実績がある投手からも打たないといけない。
「2安打ですね。去年も打てなくて負けた記憶があるんですけど。こういう場面というか、開幕戦でホームランを打つとか、そういう仕事ができる選手って、1軍に行っても大きい仕事ができるというか。そういう期待はするんですけど、大きい仕事はできなかったですよね。そういう意味では、(前田)悠伍は開幕投手として、それなりの成績を残すというところは立派なもんですよね」
――大城真乃投手が1軍に。
「1軍のピッチャーがこちら投げに来ているということもあるので、大した問題じゃないです」
(飯田航平 / Kohei Iida)