前田悠伍はタメ口、ギータはバレる、上茶谷は「竹内涼真」 鷹フル視点の小ネタ集

春季キャンプ中の前田悠伍、柳田悠岐、上茶谷大河(左から)【写真:竹村岳、冨田成美】
春季キャンプ中の前田悠伍、柳田悠岐、上茶谷大河(左から)【写真:竹村岳、冨田成美】

鷹フルに渡邉陸から“プレゼント”…車の中に財布を忘れてしまった人は?

 ソフトバンクは、宮崎市内の生目の杜運動公園で春季キャンプを送っています。鷹フルでは「小ネタ集」として、記者1人1人の視点で選手の素顔をお届けします。今季からチーム最年長となった柳田悠岐外野手は「どこにおってもバレるわ」と笑顔。前田悠伍投手が「おもんないって何やねん」と一蹴した相手は誰? 「ファンの方からなんて呼ばれたいですか?」という質問に、上茶谷大河投手の爆笑回答が……。鷹フルの「小ネタ」を6個、掲載いたします。

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全身オレンジのウエアで練習に励む柳田悠岐【写真:冨田成美】
全身オレンジのウエアで練習に励む柳田悠岐【写真:冨田成美】

 春季キャンプ第1クール2日目。柳田悠岐外野手は、全身をオレンジのウエア、金色のバットで打撃練習に励んだ。「どこにおってもわかるっしょ? どこにおってもバレる」と、笑顔で語った。金色のバットは通常よりも40グラムほど重たいマスコットバット。「若い時は使ってたけど、最近はあまり使っていなかった。筋力を補うため」と、原点に立ち返っている。S組でスタートしたキャンプ。ギータの動きから目が離せない。(飯田)

春季キャンプでインタビューに応じる前田悠伍【写真:冨田成美】
春季キャンプでインタビューに応じる前田悠伍【写真:冨田成美】

 鷹フルでは春季キャンプの間、リレーインタビューをテキスト形式でお届けしている。岩井俊介投手から“開幕”し、2024年ドラフトの同期で繋げていった。2人目は大山凌投手。「その次が前田悠伍投手なので、何か質問やエピソードを考えておいてください」と“仕込み”をお願いすると「何もないっすよ。あいつ面白くないじゃないですか」と即答。すると、そこに練習を一区切りした前田悠が姿を見せた。大山は聞こえるように「ね、あいつ面白くないでしょ」という。19歳の左腕はクルッと振り返り「おもんないって何やねん」。安定のタメ口だった。(竹村)

1月の自主トレ中、筑後のファンと交流する上茶谷大河【写真:竹村岳】
1月の自主トレ中、筑後のファンと交流する上茶谷大河【写真:竹村岳】

 現役ドラフトで移籍してきた上茶谷大河投手。筑後での自主トレから、持ち前の明るさで、もうチームに溶け込んでいるように見える。記者陣ともすっかり仲良し。「ファンの方々になんて呼ばれたいですか?」。月並みな質問に「竹内涼真です」と即答された。もしかしてホークス、とんでもない“戦力”を補強した?(飯田)

春季キャンプでトレーニング中の板東湧梧【写真:冨田成美】
春季キャンプでトレーニング中の板東湧梧【写真:冨田成美】

 板東湧梧投手は、1月5日から10日間、大阪で自主トレを行った。重点を置いたのは神経学。「めちゃくちゃ忙しかった」という日々の中、1度だけ、“大阪っぽい”ものを食べに行った。「練習を見てくれるトレーナーさんたちと、お好み焼きと焼きそばを食べました。美味しかったです」。徳島出身の右腕、イントネーションはどこか関西弁に似ている。「僕たちのは阿波弁っていうんですよ。よく間違えられます」。板東と大阪、あまり馴染みのない組み合わせだったかもしれないが、粉物を味わって、束の間の休日を楽しんだ。(竹村)

 春季キャンプ初日、ほとんどの選手がバスに乗り込み、球場も閑散とし始めてきた。重田倫明広報と話をしていると、別のスタッフが声をかけてきた。手渡してきたのは、忘れ物の財布。持ち主は、昨年限りで現役を引退した古川侑利アナリストだった。2日の夕方、古川アナリストが重田広報を見つけると「返してくれよ!」と大声。「前の日に買い出しに行って、そのまま車に忘れてました……。まじでごめん」。ファンの皆さまも、忘れ物には気をつけましょう。(竹村)

渡邉陸からプレゼントされたシール【写真:竹村岳】
渡邉陸からプレゼントされたシール【写真:竹村岳】

 2025年の春季キャンプ、第1クールは土曜日から始まった。日曜日だった2日も、多くのファンが足を運んだ。バスに乗るまで時間がありそうな渡邉陸捕手を取材しようとすると「これからサインなんですよね」と、目を輝かせながらファンのもとへ歩を進めていった。球場を出る間際、筆者にも1枚、シールをプレゼント。「サインお願いします!」と言ってみると「いらないでしょ!」と大声で断られてしまった。(竹村)

(鷹フル編集部)