上茶谷が初日に味わった“恐怖” 浜口&上沢から「裏切り」…うなされた宮崎の夜

春季キャンプで笑顔を見せる上茶谷大河【写真:冨田成美】
春季キャンプで笑顔を見せる上茶谷大河【写真:冨田成美】

昨年の現役ドラフトでDeNAから移籍…緊張の初日は「いやぁ、ファンキーです」

 ソフトバンクは1日、宮崎市の生目の杜運動公園で春季キャンプをスタートさせた。新天地での初日となったのは、上茶谷大河投手。昨年12月に行われた現役ドラフトで、DeNAから移籍した右腕だ。「ちょっと小話していいですか?」と自ら明かしたのは、1996年世代で同学年でもあるDeNA・笠谷俊介投手とのエピソード。キャンプインは、まさかの“怖い夢”から始まった。鷹フルの単独取材を、一問一答で掲載する。

――初日、どうでしたか?
「いやぁ、ファンキーな1日になりましたよ」

――何がファンキー?
「いろんな人と話ができたので、ここからかなと思います。自分のことをまだ誰も知らないと思うので、徐々に出していきたいなと思います」

――2月1日、緊張のキャンプイン。起床して最初にしたことは?
「ちょ、1個、言っていいですか? 小話していいですか? 昨日、笠谷(俊介)から電話がきたんですよ。『明日、何持っていったらいい?』って言われたんです、ベイスターズのキャンプで。『これとこれとこれ』って言って、『ちょ、俺も1個聞いていい? 何持っていったらいい?』って教えてもらいました」

「笠谷ね、あいつ『気をつけろよ、怖いのあるぞ』って言ってきたんです。そういうこと言われたら頭から離れないじゃないですか。それでめっちゃ怖い夢見ました(笑)。パッて目が覚めて『え!? 怖い!』って思って時計見たら、4時44分。めっちゃ怖くないですか!? そこから何か展開があったわけじゃないですけど、はい」

――どんな怖い夢でしたか? 追いかけられる系?
「覚えていないんですけど、次々と身近な人がいなくなっていく系でした。僕はブワーって逃げて、そしたら目が覚めました。取り憑かれて、みんなが落とされていくみたいな夢でした。それだけです、全然面白くないですけど」

――それも2月1日の出来事ですから、ファンキーですね。
「ファンキーですよ! マジで、僕もうこれから寝られないですよ」

――選手とは、もう大体話はできましたか?
「今日は投手といっぱい話しました。僕はまだ大人しいキャラで行こうと思っています。『あれ、上茶谷さん意外と大人しいな』って思われていると思うので、ここからが楽しみですよ」

――声をかけてくれた選手は?
「みんな話しかけてくれるんですけど、僕は静かな感じで。『そうだね』『あ、そうなんだ』とか返事しています。作戦は順調に進んでいます」

――仲良くなれそうな選手は?
「みんなまだ探り探りなんですけど、全員と仲良くなれる自信がありますね。時間をかけて構築していきたいです」

――ホークスのユニホームはいかがですか?
「今日初めて着ました。まだ慣れないですね。やっぱり27番のイメージがあるので、64番は違和感がありました」

――山川穂高選手は移籍してきた時、ホテルの部屋が広くて驚いたと言っていましたが。
「確かに。大きいのはビビりました。でも、笠谷のせいで台無しです。初日から」

――笠谷投手って、同学年ではありますけど、交流あるんですか?
「あいつがベイスターズに来ることになって、LINEを教えてもらって、『よろしく』って言っていたら、僕が1週間後に(現役ドラフトで移籍)行きました。『さよなら』って。あとは1月に1回、ゴルフ行きました」

――1週間だけチームメートだったんですね。
「しかも僕メキシコにいましたし。先輩ヅラして『なんでも聞いてや』って言っていたんですけどね」

――今日は、全体的には浜口遥大投手と一緒に行動したんですか?
「そうですね。でもハマさんと上沢(直之)さんが僕を裏切って、全然僕と違う行動するんで、結構ダルいです!」

――浮いていたんですね。
「浮きました。ずっと浮いています」

――2月2日の目標は?
「えっと、そうですね。又吉(克樹)さんと交流!」

(竹村岳 / Gaku Takemura)