栗原陵矢はキッパリ「敵」 “再会”の泉圭輔は「緊張してた」…久々の対面どうでした?

巨人・泉圭輔【写真:中戸川知世】
巨人・泉圭輔【写真:中戸川知世】

古巣相手に登板して「めっちゃ緊張してた」…巨人のユニホームも「意外とよかった」

 ソフトバンクは5月28日から5月30日、東京ドームで巨人戦を戦いました。1勝2敗に終わった交流戦最初のカード、チームは昨オフにトレードで移籍した泉圭輔投手と高橋礼投手に再会しました。泉投手は3試合のうち2試合に登板して無失点。ホークスナインも次々と挨拶を交わす中、何を感じたのでしょうか。同学年の栗原陵矢内野手と松本裕樹投手、同期入団の杉山一樹投手に聞いてみました。泉の愛称である「いずみん」の名付け親だと自称する選手が……!? 3人のコメントをお楽しみください。

○松本裕樹投手

――泉投手とはお話できましたか?
「泉とは、はい。ちょっと話しました」

――お元気そうでしたか?
「泉は元気です(笑)」

――久しぶりにお会いできて、うれしかったですか?
「そうですね。お互いが1軍で会えたので、それがよかったです。トップの舞台でお互いが頑張っていないといけないので」

――巨人のユニホームは似合っていました?
「意外とね、よかったですね」

――ちゃんと巨人のユニホームを着ているところを見るのは初めて?
「生で見たのは初めてでしたね」

――ピッチング自体はどうでした?
「めっちゃ緊張してましたね(笑)。投球練習で後ろの壁に当ててましたからね」

――栗原選手との対決もありましたが、ドキドキして見ていました?
「別にドキドキはしていなかったです。そこは対戦相手なので」

――他の選手たちも、みんな話していましたか?
「みんな話していましたよ。結構挨拶に来ていたので」

ソフトバンク・栗原陵矢【写真:中戸川知世】
ソフトバンク・栗原陵矢【写真:中戸川知世】

○栗原陵矢選手

――泉投手との対戦はいかがですか?
「敵なので! 何もないです!」

――投手が代わって泉投手との対戦だとわかった時、どんな気持ちで打席に向かいましたか?
「ヒットを打ちたいという思いのみです」

――何か、試合前などにやり取りはしました?
「いやいや、普通に話したくらいです」

――対戦の内容を振り返ると、どうでしょう。
「最後の球、あいつサインに首を振ったので。『どうせツーシームに変わったんやろな』って思ってました」

――甲斐野央投手との対戦もありましたが、かつてチームメートだった同学年との対戦は。
「ないですよ、敵なので。あっちは抑えたいですし、こっちは打ちたいですし。1人の相手として、です」

――巨人のユニホームは似合っていましたか?
「似合ってたんじゃないですか?」

ソフトバンク・杉山一樹投手【写真:中戸川知世】
ソフトバンク・杉山一樹投手【写真:中戸川知世】

○杉山一樹投手

――泉投手とお話はされました?
「いや、挨拶くらいしかできなかったです。みんな挨拶していたんですけど、元気そうでした」

――巨人のユニホームはいかがでした?
「似合ってないです、全然似合ってない(笑)」

――甲斐野央投手が1位指名だった2018年ドラフトの同期。泉投手とは仲はよかったですか?
「よかったですよ。自主トレもずっと、3年くらい一緒にやっていたので」

――板東湧梧投手よりも優しい?
「板東さんの方が人間味があります。泉さんは優しすぎて、仏のようでした」

――泉投手は、どんな人ですか?
「どんな人? 怒ったところは見たことないですね、誰に対しても。僕結構、ハチャメチャしていたんですけど(笑)。同期の中では一番優しかったです」

――泉投手はなんて呼んでるんですか?
「泉さんです。でも『いずみん』って呼ばれてるじゃないですか? あれ発祥は僕なんですよ!」

――どんな経緯?
「インスタのストーリーで僕が1人1人にあだ名をつけたんです。そしたら『いずみん』がタオル化してました(笑)」

――ちなみに甲斐野投手の愛称は?
「甲斐野さんは『ぴろし』だったと思います。板東さんは覚えてなくて……。『いずみん』だけは覚えてます。元々名付けられていたかもしれないですけど(笑)」

――中継ぎとして投げている姿はどう見ていました?
「15試合、無失点ですよね? ホークスにいた時も開幕から無失点を続いていた時もありましたし、すごいです」

――2018年のドラフトの同期入団の選手は、全体で仲良いだけじゃなく、1人1人にちゃんと関係性がありますね。
「甲斐野さんはヤンチャで、板東さんはお兄ちゃん。泉さんはおじいちゃんみたい。周りをめっちゃ見えているので、落ち着いていましたね」

――1軍で会えたことがうれしいこと。
「うれしいですね。甲斐野さんとも会えたので。甲斐野さんは、埼玉の焼肉屋でたまたま会ったりもしましたよ」

――6年目になって、時の流れを感じますね。
「早いですね……」

(竹村岳 / Gaku Takemura)