ソフトバンクの2軍は4日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグ阪神戦に8-3で敗れた。先発のジョー・ガンケル投手が2回までに7失点と苦しんだ。打線は5回まで秋山の前に得点を奪えなかったが、6回に仲田慶介外野手の三塁打を起点に反撃。リチャード内野手の特大ソロなどで2点を返したものの、序盤の大量失点が響いた。試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。
――松本晴、笠谷の両投手は良かった。
「うん、そうですね。いいよ。まあ、笠谷はあんなもん」
――リチャード選手が特大のホームラン。
「1打席目に(死球を)当てられて、その後の打席の変化球待ちのレフト線のヒットの方がよかったですね。まあ、あのぐらいは打ってくれると思っています」
――最近まで小久保監督のバットを使っていたとか。
「もう使っていないです。僕も頼んだんですけど、僕が現役の時のと全然違うのが来たんで。僕のジャイアンツ時代のモデルが、って言うんだけど、ジャイアンツ時代のモデルはもう型がなかったんですよ。憶測で作ってくれたみたいなんですけど、全然違いました。全然あんなバット使ったことない。ただ、34インチなんで。もう今は33.5インチしか使わないから、すごく長くなりますね、34インチを持ったら。あの時は34か34.5で、33.5を使っている選手が井口しかいなかった。今は33.5が主流なんで。(笹川)吉康とかリチャードは34を使った方がいいなと思いますけどね。でも小っちゃい頃からその85センチ(約33.5インチ)の金属バットで慣れてるんで、長く感じるでしょうね」
――重いし、長いと言っていた。
「そうそう。だから打席に入った時にすごい長く見えましたもん。たった0.5インチですけどね。そのぐらいの差はあるなと思いながら見ていました。長くて重たいものを使ったら飛ぶじゃないですか。普通に考えたらパワーがあるヤツはそれでいいんちゃうかなと思うんすけど」
「軽くて短くて速く振れるってのが今の主流なんです。900グラムの選手なんかいないですからね。ほとんど800グラム台なんで。僕らの時なんかは920ぐらいを使っていましたんで。逆に笹川とかそれぐらい使ってもええんちゃうかな。あんなに振り回さんようになるだろうから、コンタクト重視でもっと飛ぶんちゃうかな、もっと率上がるんちゃうかなとか思いますけどね。まあ、そこまでは強制できない」
――仲田選手が1番起用でマルチ安打。
「そうね。最終打席がもし回ってきたら(左投手に)左で打ちたいって言っていた。スイッチなんですけど、なんかちょっとボールの見え方含め、今は左の方が感じがいいんで、前回の試合中にもバッティングコーチから相談があった。スイッチが武器だけど、やってみたらいいんじゃないかっていうことで」
「完全に右をなくすとかじゃなくて。チェンジアップのある左ピッチャーの時には、それを消せる左バッターの方が、球種が逃げる球だけなんでって言っていたので。今日は最後に回ってきてたら、左でヘルメットを被っとったよ。やってみてもいいと思いますよ。まあ、でもスイッチなんで、武器は武器ですね」
――支配下登録の期限が今月末。
「どうですかね。そこはタイミング悪かったからね、怪我していたんで。1番、二遊間が必要な時だったら、可能性はすごい高かったと思いますけど、今はそこまで二遊間が不足していない。1軍の戦力として考えると、すぐにっていうのは厳しいかもしれない。今年で終わりではないんで、今の姿を続けてくれたらいいと思います」
――九鬼選手も今日は2安打とアピール。
「そうね、去年よりははるかにバッティングがいいですよ。はるかに良くなっています」
――どこが良くなりましたか。
「間合いの取り方がすごく早くなって、ボールとすごく距離があって、打てるようになってきている。でも、最初にガンケルをもうちょっと引っ張ってやらないといけないですよね。まあ抑えられるボールがないっちゃないけど、『それがありませんでした』じゃキャッチャー失格なんで。やっぱゲームを壊した敗戦の責任の半分は担ってるっていう意識を持たないといけないですね」
――ホーキンス選手も最後に二塁打。
「ホームランだと思ったんですけどね。最近バッティング練習がだいぶ良くなってきて、試合でもちょこちょこヒットが出てきましたね。でもデスパイネが来たんで、普通に厳しいでしょうけど。補強した外国人が4人いるので」