球界初となる鷹の4軍制 従来の3軍との棲み分けは? 試合数や対戦相手に違いは?

4軍制導入会見に出席した太田取締役専務COO、西田筑後市長、小川4軍監督、三笠取締役GM(左から)【写真:福谷佑介】
4軍制導入会見に出席した太田取締役専務COO、西田筑後市長、小川4軍監督、三笠取締役GM(左から)【写真:福谷佑介】

試合数は3軍が140試合、4軍が89試合を予定し、育成状況によって使い分け

 ソフトバンクは30日、球界史上初となる4軍制の導入を正式に発表し、ファーム本拠地「HAWKS ベースボールパーク筑後」で発表会見を行った。今季まで3軍制を敷いてきたソフトバンクだが、これまでの3軍と新設される4軍の違いはどこにあり、どう棲み分けていくのだろうか?

 4軍制の導入により、選手数は今季の105人から最大で122人まで拡大。試合数も今季の3軍戦140試合から3、4軍合わせて229試合(3軍140試合、4軍89試合)に増加する。2軍は1軍を狙う選手と1軍選手の調整の場で、3軍は主に2年目以降のある程度身体作りのできた若手を試合を通して成長させる場に。4軍は1年目の選手や怪我明けの選手を中心に、身体作りやトレーニングと並行して試合経験も積む場として想定されている。

 拡大3軍制とした今季、2021年の80試合から140試合と大幅に試合数を増やした。若い選手の実戦機会が増える反面、試合を戦うコンディション維持や遠征などで、トレーニング量が落ちてしまうという課題が生まれた。今回の4軍制導入により、よりトレーニングが必要な選手は4軍へ、ある程度身体が出来上がり、実戦を積むべき選手は3軍へと、その選手の育成状況により、3軍と4軍を使い分けることができるようになる。

 3軍と4軍で試合の対戦相手には大きな違いはなく、今季と同様に独立リーグ球団や社会人、大学生などと試合を組んでいく。
三笠GMは「トレーニングの計画、バランスが違うのが3軍と4軍の違い。育成状況の違いで使い分けることになる。2軍は1軍にチャレンジする、1軍への調整をするのが中心。3軍は2年目以降の選手を試合を通じて育成し、4軍は身体作りと試合経験をしていく選手が中心になる」と語る。

 新たに球界で初めて発足するソフトバンクの4軍制。どんな成果を生み、新たな育成の星を生み出すことになるのか。今後の行方に注目が集まる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)