ソフトバンクの2軍は15日、タマスタ筑後でウエスタン・リーグの広島戦に7-3で勝ち、7連勝を飾った。初回に緒方理貢内野手、野村大樹内野手の適時打で2点を先制すると、6回にはフレディ・ガルビス内野手が4号ソロ。リチャード内野手には2試合連発、リーグ単独トップの22号ソロが飛び出してリードを広げた。投げては大竹耕太郎投手が4回3安打1失点。中村亮太投手、秋吉亮投手は1イニングを無失点リリーフだった。
――小久保監督も川村さんのおかげで。
「僕はもう目のトレーニングのきっかけも含め、全部川村さんなんで。プロ1年目からいらっしゃったコンディショニングコーチの方だったんで。ただ迷惑かけましたね。僕はグラウンドでの練習が最後終わって、ランニング場に行くのが大体夜6時半だったんで、もう高知は真っ暗だったんすよ。それでも待ってくれてて、来たら、ランニングメニューどころか僕ヘトヘトで行ってるから『ストレッチと腹筋だけして上がるか』とかですね、臨機応変に。走る以上に練習してから僕はランニング場に行ってたんで、川村さんの顔を見て、川村さんと一緒に金岡さんの車で帰るっていう。球場に行くときは川村さんと一緒に金岡さんの車で行くっていう。行き帰りずっと一緒だったんで、キャンプは」
「朝一番最初に行って、一番最後に帰ってくる。河原の桂川の散歩もユニホームの上にジャージを着て、部屋に着いたらジャージを脱いですぐに出られる準備をしていくという。その前に食事を終わらせて、川村さんをパッと見たらユニホームの下に着ていたんで、俺も真似しようと思って。すぐにもう散歩が終わったら10分後には出発です。そして、着いてトレーニングしてからバッティングしてからウォーミングアップってね。行き帰りずっと一緒でした」
――リチャード選手が22号本塁打。
「内容がずっと良くなって来ているので。今日1、2打席目はちょっと集中力の低いいつものリチャードっぽかったけど、3、4打席目はちょっと上がってきたんで。でも最近その“なんじゃあの打席”っていうのがほぼなくなってきてるのが、やっぱ結果にも繋がってると思うんで。今日、王会長も来ていたので『ポイントを1つ近く入れさせて打っているんで』っていうのを今伝えてあるんです」
「あのパワーなんで、あんなポイントで打っても入るんで。右方向にもそうですし、ちょっと変化球を前で打ちすぎるので、彼は。ここ(外角)のボール球を最後まで見る。そのためにはポイントを近くする。ポイントが近くってなると、みんな前で打てって言われると、もう迷ってしまうので。今はそれをしてるっていうことをちゃんと伝えておかないとですね」
――リチャード選手は内容のある打席を積み重ねていくのが大事。
「それはそうですね。3回目に1軍から降格してきたときかな? その時に1回話をして、バッティングコーチに指示をして、1日の対策は全員にやらせているんですけど、振り返りはリチャードにしかやらせていなくて。振り返りも全部提出させている。小学生ぐらいの文章ですけど、小学生以下かもしれんけど、読めるんで全然です」
――3回目落ちてきた時から?
「空けてくれていたポジションでチャンスをもらって、今年の2月、3月より来たときは8月かな。その方が10倍レギュラー取るのが難しくなったよっていう話から始めた。10倍難しい、これから取るのはね。打ち続けるしかないし、空いてないよ、もうポジションは。今年は空けてくれていたからねって。その覚悟はあるのっていう話からした。だから、こんだけ打っても、お呼びかからないでしょ。そういうものなんです、この世界は。そんなに滅多にチャンスはないです。こうなったらね、城島の記録は25本かな。城島が昨日来て『俺の記録を抜け』って言っていたから『抜いてやれ』っていう感じですね」