18Kモイネロに小久保監督が謝罪、交代を決断したワケ 痛恨被弾のオスナは「ボール、ボールと…」

延長10回に松本裕がまさかのサヨナラ被弾
ソフトバンクは6日、神宮球場で行われたヤクルト戦に2-3でサヨナラ負けを喫した。先発のリバン・モイネロ投手が球団新記録となる18奪三振をマークするなど、8回3安打無失点の快投を披露。しかし、2-0で迎えた9回に守護神のロベルト・オスナ投手がホセ・オスナ内野手に2ランを浴びて追いつかれると、延長10回には松本裕樹投手が武岡龍世内野手にサヨナラ弾を浴びる幕切れとなった。今季の交流戦で初黒星を喫し、連勝は3でストップした。この日取材に応じた小久保裕紀監督のコメントは以下の通り。
○試合前
――セの本拠地で初の交流戦を迎える。
「ピッチャーも(打席に)入るから。ピッチャーにもサインは伝えている。少しだけど」
――モイネロ投手は打ちたそうにしていた。
「打っていい場面は打っていいし、打たんでいい場面は打たんでいいですけどね」
――DHがなくなったことで打順は再考した?
「そうでもないですよ」
――一塁手の構想は。
「きょうは(中村)晃でいきます。だからといって明日、明後日もというわけではないです」
――ここまでは先発投手が試合を作っている。
「もちろん。あとは、毎試合キャッチャーが変わっているからね。2025年6月の戦いはこれがベストなのかなと思います」
――捕手は投手との相性で決めている?
「投手との相性というよりは、決め手がない。今のチーム状態ではね。(海野隆司、嶺井博希、渡邉陸の)2、2、2になっていますよね」
――相手からしたら捕手併用は嫌か。
「相手からしたら嫌やったし、チームを預かる身としては理想ではないですけど」
――青学大時代にもプレーした神宮球場。
「懐かしいですね。ここがなかったら、プロに入っていないので。入った瞬間の人工芝の青さはすごい印象に残っています。(1年生のころは)18歳だったので、ベンチ外で買い出しとかをしていた。和歌山にはそんな人工芝はないから。鮮やかな色にときめきましたね」
――巨人時代も神宮でプレーした。
「巨人時代は家がそこやったんでね。3時くらいに家を出ていました。トレーニングとかを終わってから来ていましたね」
――在京のセ・リーグは移動が楽。
「ダイエーからジャイアンツに来て。巨人、神宮、横浜も全部家から行ける。一番遠くても広島までしか行かない。ホークスと日本ハムは大変ですよ」
2得点に終わった打線に注文「点を取れるところで…」
○試合後
--モイネロ投手は素晴らしいピッチングだった
「確かにその通りですね。18個も三振を取りましたしね」
--交代は球数がかさんだから?
「そうですね。あの回(8回)をスッといけば9回も考えましたけどね。振り絞っていた感じに見えましたし、110球を超えたというところですね」
--オスナ投手が誤算だった。
「ボール、ボール、ボールと続いた中で、出力は出ていましたけどね。珍しくコントロールできずに、(カウントを)取りに行った1球をやられた形ですね。モイネロに申し訳ないことをしました」
--好調が続いている柳町達選手をはじめ、中軸はよく打った。
「もちろんもちろん。きょうは逃げ切らないといけなかったですけど、点を取れるところで取れなかったゲームだったとも思いますね」
(鷹フル編集部)