今季初HRの柳町達に「よっぽど溜まっていたと思う」 小久保監督が絶賛した“目”

周東の死球は「大したことはないと思う」
ソフトバンクは23日、みずほPayPayドームで行われたオリックス戦に6-2で勝利した。先発した上沢直之投手が6回2失点で今季2勝目(1敗)。「7番・右翼」で先発出場した柳町達外野手が今季1号ソロを含む3安打2打点の活躍を見せた。
「1番・中堅」で出場した周東佑京内野手が2安打2打点をマークしたが、6回に右膝付近に死球を受け、そのまま途中交代するアクシデントも。試合後の小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。
――投打がかみ合った勝利だった。
「打線のいいオリックスを相手にソロ2本で上沢が粘ってくれたので。打線もいいつながりを見せてくれましたね」
――4回の4連打が大きかった。
「初回に1アウト満塁でゲッツーがあって、そのあと柳町がホームランを打ってくれて。2アウトからの連打で有利に試合を進められたと思います」
――柳町選手の活躍が光った。
「ホームランの時の喜びようだったり、気持ちの爆発を見ていると、よっぽど溜まっていたものがあったんじゃないかなと思います。いい目をしていましたね」
――周東選手は死球の影響が心配。
「バッティングは今年、2ストライクアプローチをずっとやり続けていることで、出塁率の高さとしてもリードオフマンにふさわしいところですけど。あとは左膝ですね。きょうの死球は大したことはないと思うんですけど、(左)膝と向かいながらやってほしいなと思います」
――オリックス戦の連勝が続いている。
「去年は去年なので全く考えていないです。今年は今年なので」
オリックス太田に「リーグで今一番いい打者」
――周東選手は最後にベンチへ戻っていた。
「大丈夫やと思いますよ」
――あすから仙台には行けそうか?
「いくでしょ、それは。でも、分からないですよ。まだ詳しいことは聞いていないので。打撲とは聞いています」
――先制、中押しと理想的な展開だった。
「それが理想ですけど、毎試合はそうならないので。でも達はいい活躍をしてくれましたね」
――柳町選手は相手先発が左投手でも起用した。
「詳しくは話せなくて、いろんな事情があるんですけど。本人に聞いてください」
――太田選手への対策は必要になる。
「きょうも対策はしていたんですけどね。相手が上回っていました。パ・リーグでも今一番いいんじゃないですかね。技術の高さを感じましたね。」
――本拠地で久しぶりの勝利。
「ホームで負けているので、ここでの勝率がよくなれば全体も高くなってくると思うので。球場に来てくれているファンのために1つでも多く勝ちたいと思っていますよ。」
――山川穂高内野手の調子が上がってこない。
「長いシーズンの中ではいい時もあれば悪い時もありますけど。打っても打たなくても4番なので。どっしりしてくれたらいいんじゃないですかね」
――浜口遥大投手の手術が発表された。
「まず野球ができる体にしっかり戻してほしいなと思います」
――以前から状態は把握していた。
「もちろん。しっかり1軍で活躍できる状態に戻すことを一番に考えてリハビリに取り組んでもらいたいなと思います」
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)