復調気配から一転…ヘルナンデスは「よく見えなかった」 小久保監督の一問一答

栗原昇格が近い…入れ替えで影響を受ける選手は?
ソフトバンクは15日、楽天戦(みずほPayPayドーム)に1-2で敗戦した。ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手が2敗目を喫した。先発したリバン・モイネロ投手は7回1失点、12奪三振の好投。松本裕樹投手、ロベルト・オスナ投手が登板した。打線は7回1死二塁から廣瀬隆太内野手が同点となる右越え二塁打。4安打1得点に終わった。この日、取材に応じた小久保裕紀監督の主な一問一答は以下の通り。
●試合前
――勝率5割にして本拠地へ。
「先週でね」
――今年はどのチームも本拠地で苦しんでいる。
「そんなん気にしたことないけど。たしかに、1勝5敗か」
――栗原選手も順調に段階を踏んでいる。
「怖さも痛みもないので、(昇格は)間もなくです。まあ、飛車角、金とおらんくらいやもんね」
――若手の奮闘が目立つ。
「あとは勝ちパターン、中継ぎが落ち着いてきたこともいい要因です」
――起用において我慢する選手と、入れ替えながら戦わせる選手を、どのように見極めている。
「僕だけじゃないですからね。コーチの意見もあるし、この選手ならどのくらいやるのか。フロントもですけど、将来性を考えるのも僕たちの仕事。我慢せなあかん選手はするし。廣瀬なんて今出しているところで結果を残しているからね。キャンプ中にはセカンド3番手って話もしたけど、状態が上がってきてくれたら。僕の場合は(序列を)言いますからね」
――リチャード選手の現状についてはどのように捉えている。
「リチャードは、落とした理由は明確にあるんですけど、言わないです。聞いてもピンとこないと思いますよ。僕が5年間見ているからわかるものなので」
――練習でトルピートバットを使用している選手も。シーズン中にバットを変えるというのは。
「僕はできなかったですね。人のバットもよく使わなかったです。僕の場合は2種類あって、それを使い分けていた感じでしたけど。まあ、バットに当たらない限りはね」
――楽天・宗山選手の印象。
「実際のプレーは見ていないからわからないけどね」
――ホークスも指名した選手。
「きていたら、即戦力ではありましたね」
――栗原選手が戻って来れば、当然三塁の1番手になる。
「もちろんです。そのためにあげるわけですから」
――今三塁を争っている選手に影響が及ぶ。
「そうですね。サードで出られる選手が減りますね。枠の問題もありますから」
試合後は淡々…「4安打、なかなか1点じゃね」
●試合後
――相手先発の藤井投手に好投された。
「いいピッチングされましたね。低めに、丁寧に集められました」
――モイネロ投手も12奪三振と、力投した。
「まあまあ、ホームラン1本は仕方ない」
――松本裕投手は内容が良く見えましたが。
「最後は154キロ出ていたのかな? 今年一番腕振ったんじゃないか。去年みたいにちぎれるくらい腕を振らなくても、今年は変化球とコントロールでやってきた。でも、力を入れたらあれくらい出ますね」
――ヘルナンデス投手が痛恨の失点。
「このあいだ復調したと思ってきょうは入れたんだけど。あんまりよく見えなかったですね。安定して自分の力を出せていない」
――どこを見てそう感じる?
「メカニック的なところなので、あまり言いたくないです」
――廣瀬選手が適時打。
「あそこはよく追いついた。でも4安打、なかなか1点じゃね」
――9回には柳町選手を代打に送った。
「あそこね。ゲッツーは想定外でしたけど」
(鷹フル編集部)