劇的逆転勝ちも「あれで流れ変わった」 山川弾よりも…小久保監督が挙げた“勝因”

小久保裕紀監督【写真:栗木一孝】
小久保裕紀監督【写真:栗木一孝】

徹底した独自取材、データ分析
選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

終盤2イニングで8得点 4点差を大逆転で今季初3連勝

 ソフトバンクは9日、京セラドームでのオリックス戦に10-9で逆転勝ちした。7回終了時まで4点ビハインドと苦しい展開だったが、8回に3点を返すと、9回無死一、二塁で山川穂高内野手に起死回生の逆転3ランが飛び出した。さらに攻撃の手を止めずに一挙5得点を奪った。9回のマウンドに上がったロベルト・オスナ投手は3点を失ったものの、最後は1点リードを何とか守り切り、チームは今季初の3連勝となった。試合後に取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは次の通り。

――劇的な逆転勝利。
「すごい試合でした。すごい試合」

――8回の3得点で流れを呼び込んだ。
「ちょっと失点が続いていたので(ダーウィンゾン・)ヘルナンデス(投手)を7回に投げさせましたけど、全球真っすぐで(3者凡退)。あれで流れが変わった感じでしたね」

――山川選手が値千金の逆転弾。
「最後のペイペイドームでの試合(6日の西武戦)から、状態はずっと上がってきているので」

――柳田悠岐外野手を代打に送ったのは勝負手だった。
「あそこは同点オーケーで、柳田を(申告敬遠で)出したら勝ち越しのランナーになるので。(オリックスは)後攻めだったから勝負してくるかなと思っていましたけど。ただ、そのあとに柳町(達外野手)は用意していたので」

――8日の試合は欠場だったが、この日は代打で起用した。
「昨日も準備はしていたので。なるべく出したくはなかったですけど」

なぜ柳田悠岐は欠場した? 本人は明るい振る舞いも…首脳陣が明かした“異変”

ホークスの柳田悠岐が今季初のスタメン外に。本人は「メンバー外です」と明るく話すも、首脳陣は右太もも裏の異変に慎重な姿勢。昨年の故障と同じ箇所だけに、状況を詳しく取材しました。若手起用にも注目。 続きを読む

――オリックス打線も勢いがある。
「そうですね。でもホークス打線も主力がいない中でちょっとずつ良くなっているので」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)