鷹が来季の組閣を発表 斉藤和巳氏が1軍投手コーチ就任、寺原隼人氏や明石健志も入閣

投手コーチに就任することが発表された斉藤和巳氏【写真:荒川祐史】
投手コーチに就任することが発表された斉藤和巳氏【写真:荒川祐史】

2013年に現役を引退した斉藤氏は10年ぶりにホークス復帰

 ソフトバンクは31日、来季のコーチ陣容を発表し、球団OBの斉藤和巳氏が1軍投手コーチに就任することも発表された。2013年に現役を引退した斉藤氏は10年ぶりの現場復帰となる。

 斉藤氏は1995年のドラフト1位で南京都高(現在の京都廣学館高)からダイエーに入団。5年目の2000年に22試合に登板すると、8年目には26試合に登板し、20勝3敗、防御率2.83をマーク。投手3冠、沢村賞に輝いた。

 闘志溢れる投球スタイルから「魂のエース」と呼ばれ、2006年には18勝5敗、防御率1.75で2度目の最多勝など投手4冠に輝き、2度目の沢村賞にも選ばれた。2007年に右肩の故障を負うと、そのまま復帰は叶わず、2013年に現役を引退した。引退後は解説者として活動し、10年ぶりのホークス復帰となる。

 ソフトバンクは今季、ペナントレース最終戦で優勝を逃し、オリックスと同勝率の2位に終わった。投手陣は12球団ワーストとなる474四球を与えており、来季に向けた大きな課題になっている。森山良二投手コーチが3軍監督に配置替えとなり、斉藤氏に投手陣の建て直しを託す。

 また、今季で引退した明石健志内野手が2軍打撃コーチ、高田知季内野手がリハビリ担当コーチに就任。今季は九州アジアリーグの北九州でコーチを務めていた寺原隼人氏が3軍投手コーチ、スコアラーだった金子圭輔氏が3軍内野守備走塁コーチ、高波文一3軍内野守備走塁コーチが4軍へ、今季ロッテのコーチだった清水将海氏が4軍バッテリーコーチに就く。

1軍】
監督 藤本博史
ヘッドコーチ 森浩之
投手コーチ 齋藤学
投手コーチ 斉藤和巳(新任)
打撃コーチ 吉本亮※
打撃コーチ 長谷川勇也
内野守備走塁コーチ 松山秀明※
外野守備走塁コーチ 村松有人
バッテリーコーチ 的山哲也※

【2軍】
監督 小久保裕紀
投手コーチ 高村祐
投手コーチ 田之上慶三郎
打撃コーチ 村上隆行※
打撃コーチ 明石健志(新任)
内野守備走塁コーチ 本多雄一※
外野守備走塁コーチ 井出竜也
バッテリーコーチ 高谷裕亮

【3軍】
監督 森山良二※
投手コーチ 若田部健一
投手コーチ 寺原隼人(新任)
打撃コーチ 大道典良
内野守備走塁コーチ 金子圭輔(新任)
外野守備走塁兼打撃コーチ 城所龍磨
バッテリーコーチ 吉鶴憲治※

【4軍】
監督 小川史※
投手コーチ 中田賢一※
内野守備走塁コーチ 笹川隆※
外野守備走塁コーチ 高波文一(新任)
バッテリーコーチ 清水将海(新任)

リハビリ担当コーチ(投手) 佐久本昌広
リハビリ担当コーチ(野手) 高田知季(新任)
コーディネーター(野手) 関川浩一※

※は配置転換

(鷹フル編集部)

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